『お伽の国―日本 海を渡ったトルストイの娘』『「数」の日本史 われわれは数とどう付き合ってきたか』『歌姫あるいは闘士 ジョセフィン・ベイカー』

本日の読みたい本・おすすめ版(2007年6月あたり)。

お伽の国‐日本―海を渡ったトルストイの娘

お伽の国‐日本―海を渡ったトルストイの娘

★『お伽の国―日本 海を渡ったトルストイの娘』(A.トルスタヤ 著 ふみ子 デイヴィス/群像社/2,100円)【→amazon
文豪レフ・トルストイの末娘として貴族の家柄に生まれ、父の死出の旅に立ち会ったアレクサンドラ。戦争、革命、投獄、母の死をのりこえ、革命後のソ連に絶望して日本に脱出したアレクサンドラが、アメリカに亡命を決意するまでの二年近くを過ごした昭和初期の“お伽の国”。父の永遠の思想の実現に人生を捧げた娘が見た貴重な日本滞在記。 ★『「数」の日本史 われわれは数とどう付き合ってきたか』(伊達宗行/著/日本経済新聞出版社/900円)【→amazon
「ひい、ふう、みい」はいつ頃から「いち、に、さん」に変わったのか?九九が日本人の常識になった時期は?縄文から現代まで日本の数文化を形作ってきた様々な場面を、独自の視点から明快に読み解いた、知的冒険の書
歌姫あるいは闘士 ジョセフィン・ベイカー

歌姫あるいは闘士 ジョセフィン・ベイカー

★『歌姫あるいは闘士 ジョセフィン・ベイカー』(荒 このみ 著/講談社/1,890円)【→amazon
1920年代、パリを熱狂させた「野生の踊り」。ナチ占領下、自由フランスの戦士。米政府を敵に回し、公民権運動を大支援。肌の色、宗教の異なる12人の養子からなる「虹の部族」のママン…。無一文の踊り子が、世界一の金持ちとなって、破産し、ステージで死ぬまでの68年10ヵ月。