『幻の公衆』『書く女たち-江戸から明治のメディア・文学』『ぼくには数字が風景に見える』

本日の読みたい本・おすすめ版(2007年6月あたり)。

幻の公衆

幻の公衆

★『幻の公衆』(W.リップマン 著 河崎 吉紀 訳/柏書房/2,940円)【→amazon
公衆への過大な期待に立つ民主主義は、とてもアブナイ。名著『世論』(本書では「輿論」)に続いて刊行されていた警醒の書、待望の邦訳!現代日本を覆う政治的無関心へのリアルな処方箋をも提示する、不朽の晴眼。 ★『書く女たち-江戸から明治のメディア・文学』(北田 幸恵 著/学芸書林/3,150円)【→amazon
江戸末期から明治初期に活躍した只野真葛、江馬細香、清水紫琴、中島湘煙、樋口一葉らの漢詩、演説、評論、小説、日記を取り上げ、近代夜明けの女性表現の全体像を明らかにする。
ぼくには数字が風景に見える

ぼくには数字が風景に見える

★『ぼくには数字が風景に見える』(D.タメット 著 古屋 美登里 訳/講談社/1,785円)【→amazon
円周率22,500桁を暗唱、10ヵ国語を話す天才の「頭と心の中」をサヴァン症候群アスペルガー症候群の青年が語る感動の手記。全米大ベストセラー!