『ライ麦畑のキャデラック モーターカルチャー100年の真実』『創刊号のパノラマ 近代日本の雑誌・岩波書店コレクションより』『イラスト・ルポの時代』『時代のアイコン 1950-2004』『「夕刊フジ」の挑戦 本音ジャーナリズムの誕生』『ヘマな奴ほど名を残す エラーと間違いの人類史』

本日の読みたい本・おすすめ版(2004年9月あたり)。
※少し古いところから6冊紹介してみます。こんなに読めるか、は別問題。

★『ライ麦畑のキャデラック モーターカルチャー100年の真実』(瀬戸山玄/小学館/1700円)【→amazon
自動車が生活圏に顔をのぞかせた時代、そこで巻き起こる混乱や未知なる事態と快楽に、米国人はどうつき合ったのか? 主にアメリカ文学に描かれた近代100年のクルマ像を渉猟し、自動車先進国の夢と綻びを浮き彫りにする。★『創刊号のパノラマ 近代日本の雑誌岩波書店コレクションより』(うらわ美術館編/岩波書店/3000円)【→amazon
岩波書店が所蔵する雑誌創刊号コレクションは約2900冊。慶応3年から昭和26年までの85年間から約1500冊を選び、紹介する。表紙のデザインの傾向から4つの時代に分け、発行年順に並べてみたら時代が見えてくる!
イラスト・ルポの時代

イラスト・ルポの時代

★『イラスト・ルポの時代』(小林泰彦/文芸春秋/1905円)【→amazon
1967年、勇躍ニューヨーク現地取材に飛び立った著者にとって、目にするものすべてが新鮮で熱かった。1967〜71年の地球をイラストと文でとらえた現代史。
時代のアイコン 1950‐2004―日本のグラフィックデザイン50年

時代のアイコン 1950‐2004―日本のグラフィックデザイン50年

★『時代のアイコン 1950-2004』(平野敬子編・/六耀社/2500円)【→amazon
2004年9月に松屋銀座で開催された展覧会の図録を書籍化。普遍性を有するデザイン、時代を象徴するデザイン、未来を予感させるものなどを選考し、それぞれの時代に生まれ、機能したデザインの意味について考察する。
夕刊フジの挑戦 本音ジャーナリズムの誕生

夕刊フジの挑戦 本音ジャーナリズムの誕生

★『「夕刊フジ」の挑戦 本音ジャーナリズムの誕生』(馬見塚達雄/阪急コミュニケーションズ/1600円)【→amazon
「日本では売れない」といわれたタブロイド版新聞に果敢に挑戦し、成功させた人たちがいた。ハングリー精神にあふれ、常に読者の視点に立った人間味あふれる記事を送り続けた。現場の息づかいを感じる人間ドラマを伝える。
ヘマな奴ほど名を残す―エラーと間違いの人類史

ヘマな奴ほど名を残す―エラーと間違いの人類史

★『ヘマな奴ほど名を残す エラーと間違いの人類史』(ピーノ・アプリーレ/中央公論新社/1600円)【→amazon
天地を創造した神様、誤ったコピーをつくりつづけるDNA、弟子を選び損ねたイエス・キリスト…。みんな「ヘマ」をやらかして世界を変えた! 「エラー」をキーワードに、皮肉かつユーモラスに綴る人類の歴史。