『そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生』『昭和の二刀流ビルマに死す 天覧試合の花形藤本薫の生涯』『顔のない男―東ドイツ最強スパイの栄光と挫折』

本日の読みたい本・おすすめ版(2007年8月あたり)。

そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生

そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生

★『そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生』(横石知二/著/ソフトバンククリエイティブ/1,575円)【→amazon
男は朝っぱらから大酒をあおり、女は陰で他人をそしり日々を過ごすどん底の田舎町。この町でよそ者扱いされた青年が、町民の大反発を買ったことから始まった感動の再生ストーリー。今では70代、80代のおばあちゃんたちが、売上高2億6000万円のビジネスを支え、人口の2倍もの視察者が訪れる注目の町に変貌した。著者が二十数年かけて成し遂げた命がけの蘇生術の全貌が明らかになる。
昭和の二刀流ビルマに死す―天覧試合の花形 藤本薫の生涯 (光人社NF文庫)

昭和の二刀流ビルマに死す―天覧試合の花形 藤本薫の生涯 (光人社NF文庫)

★『昭和の二刀流ビルマに死す 天覧試合の花形藤本薫の生涯』(南堀英二/著/光人社/780円)【→amazon
竹刀剣道の時代にも古流術の『二刀』は受け継がれ、昭和初期には二刀流が流行、活躍した―昭和9年、宮城内において開催された天覧武道大会に、弱冠21歳の香川県代表の青年が逆二刀を遣い出場、圧倒的な強さで決勝戦まで勝ち上がった。全国に名を馳せた二刀流の青年剣道家の生涯を近代剣道の発展と共に描く感動作。
顔のない男―東ドイツ最強スパイの栄光と挫折

顔のない男―東ドイツ最強スパイの栄光と挫折

★『顔のない男―東ドイツ最強スパイの栄光と挫折』(熊谷徹/著/新潮社/1,365円)【→amazon
愛人をあてがい、最高機密を盗め。マスコミを煽動し、西側の首脳を失脚させろ。秘密の扉に閉ざされたインテリジェンス世界の掟が明らかにされる。「顔のない男」と呼ばれたスパイマスターが公判で述べた「検察は、政治的な報復に司法の衣を着せて、まともな行為に見せかけようとしているにすぎない。私は、自分の国を裏切ってはいない」という国家にすべてを捧げたが故に国家に断罪された男の叫び