『匂い立つ美味』『ニッポン天才伝 知られざる発明・発見の父たち』『日活アクション無頼帖』

本日の読みたい本・おすすめ版(2007年9月あたり)。

匂い立つ美味 (光文社文庫)

匂い立つ美味 (光文社文庫)

★『匂い立つ美味』(勝見洋一/著/光文社/520円)【→amazon
あなたは、勝見洋一を知っているだろうか?代々続く古美術商の家に生まれ、美術批評家にして音楽批評家。川端康成の年少の友にして、世界中の美味・珍味を渉猟してきた希代のグルメ&グルマン。そんな現代の伝説とも言える人物が綴る、当代最高の食味エッセイ。行間から立ち上る「匂い」と「臭い」を、しゃぶりつくすように舐めるように味わっていただきたい。 ★『ニッポン天才伝 知られざる発明・発見の父たち』(上山明博/著/朝日新聞社/1,260円)【→amazon
「日本人はオリジナリティーに乏しい」という言葉をよく耳にする。果たして本当なのだろうか?明治以降の科学技術の歴史をひもといてみると、日本人による発明・発見が、生活のいたるところに活かされ、現代社会を支える技術として受け継がれていることがわかる。日本人にオリジナリティーがないのではなく、日本人による多くの画期的な成果を正当に評価せず、歴史に埋もれさせてきたのもまた、日本人だったのではないか。「飛行機の父」「日本のエジソン」「東洋のマルコーニ」「ミスター・トルネード」「胃カメラの父」…。世界に誇れる16人の業績とその歩みを、信頼できる資料をもとに紹介する。
日活アクション無頼帖

日活アクション無頼帖

★『日活アクション無頼帖』(山崎忠昭/著 高崎俊夫/編/ワイズ出版/1,890円)【→amazon
映画史に残るカルト・ムービー『野獣の青春』『殺人狂時代』のシナリオライターが、鈴木清順中平康神代辰巳長谷部安春etc、日活アクション黄金期を支えた映画作家たちの隠れた素顔を奇想天外なエピソードで綴った滅法面白い画期的なメモワール。