『探偵小説の論理学 ラッセル論理学とクイーン、笠井潔、西尾維新の探偵小説』『霧のロンドン 日本人画家滞英記』『ものみな映画で終わる 花田清輝映画論集』
本日の読みたい本・おすすめ版(2007年9月あたり)。
- 作者: 小森健太朗
- 出版社/メーカー: (株)南雲堂
- 発売日: 2007/09/01
- メディア: 単行本
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探偵小説における論理とは何か?不可解な謎に対する筋の通った合理的な説明が与えられたとき、「論理的」であると探偵小説読者は感じる。しかし、ここでいう「論理」とは論理学でいう「論理」のみならず、別の要素が介在している。探偵小説における「論理」を捉えるためには、遡って論理学の「論理」を捉え返す必要がある。ラッセル論理学に基づき、エラリー・クイーンなどの探偵小説における論理を論考する。新しい時代のミステリとコードの変容の係わりを考察し、新しい時代への対応法を大胆に提言する。
- 作者: 牧野義雄,恒松郁生
- 出版社/メーカー: 雄山閣
- 発売日: 2007/09
- メディア: 単行本
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著者牧野義雄(ヨシオ・マキノ)は、20世紀初頭、英国では著名な画家・随筆家だった。本書は、半世紀をロンドンに生きたこの日本人画家が、夏目漱石と同時代に渡英し、画家として名をなすまでの半生と、英国人たちとの交流、当時のロンドン事情を記した自伝である。主要作品もカラーで収録。
- 作者: 花田清輝
- 出版社/メーカー: 清流出版
- 発売日: 2007/09
- メディア: 単行本
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今、よみがえる伝説のエッセイスト花田清輝!時代を手厳しく批評し、安部公房、澁澤龍彦、松本俊夫ら後続世代に多大な影響を及ぼした稀代の名文家の映画論集。