『知の版図 知識の枠組みと英米文学』『翻訳の作法』『幕末の動乱』

本日の読みたい本・おすすめ版(2007年11月あたり)。

知の版図―知識の枠組みと英米文学

知の版図―知識の枠組みと英米文学

★『知の版図 知識の枠組みと英米文学』(鷲津浩子/編 宮本陽一郎/編/悠書館/2,940円)【→amazon
ピアノ協奏曲が作曲されるためにはピアノフォルテが発明されなければならなかったように、土星の輪が輪として認識されるためには、精度の高い望遠鏡が工夫されねばならなかったように、「科学」・「文学」を問わず、わたしたちが「わかる」ためには、、知覚し認識するための道具立て、枠組みが必要である。紙に書かれまた印刷された文字情報を超えて膨大な電子情報が飛び交う今日の知の土壌において、「知識」とは何か、「知識」を形づくっているものは何かを、英米文学を題材に問いかける。
翻訳の作法

翻訳の作法

★『翻訳の作法』(斎藤兆史/著/東京大学出版会/2,310円)【→amazon
カズオ・イシグロ、V・S・ナイポール、R・キプリング…など英文学の名作に即した実践トレーニング。東大駒場の「翻訳論」講議。
幕末の動乱

幕末の動乱

★『幕末の動乱』(松本清張/著/河出書房新社/1,680円)【→amazon
清張没後15年、幻の歴史読み物発掘。松本清張幻の書き下ろし。文庫・全集未収録。