『テレビだョ!全員集合 自作自演の1970年代』『歌謡曲の時代 歌もよう人もよう』『歴史にみる「日本の色」』

本日の読みたい本・おすすめ版(2007年11月あたり)。

テレビだョ!全員集合―自作自演の1970年代

テレビだョ!全員集合―自作自演の1970年代

★『テレビだョ!全員集合 自作自演の1970年代』(長谷正人/編著 太田省一/編著/青弓社/2,520円)【→amazon
草創期独特の熱気に包まれていた60年代とMANZAIブームで幕を開ける華々しい80年代とに挟まれ、奇妙なまでに静かな印象がある70年代のテレビ文化。だがその時代のテレビをめぐる一つ一つの出来事を見ていくと、「テレビの外部」を映していたテレビがテレビ自身を自作自演するようになった歴史的プロセスが浮かび上がってくる。テレビ史の転換点としての70年代を照射するメディア論。
歌謡曲の時代―歌もよう人もよう (新潮文庫)

歌謡曲の時代―歌もよう人もよう (新潮文庫)

★『歌謡曲の時代 歌もよう人もよう』(阿久悠/著/新潮社/500円)【→amazon
勝手にしやがれ」「あの鐘を鳴らすのはあなた」「ペッパー警部」…。今も人々が口ずさむ、五千を超すヒット曲を作詞し、平成十九年に世を去った阿久悠。「歌謡曲は時代を食って巨大化する妖怪である」と語った稀代の作詞家が、歌手との思い出、創作秘話、移り行く時代を、鋭く、そして暖かな眼差しで描く。歌謡曲に想いを託し、日本人へのメッセージを綴った珠玉のエッセー。
歴史にみる「日本の色」

歴史にみる「日本の色」

★『歴史にみる「日本の色」』(中江克己/著/PHP研究所/1,890円)【→amazon
女王卑弥呼の赤と青、紫式部の紫、豊臣秀吉の金、市川団十郎の茶…。日常の暮らしから、恋愛、政治、合戦に至るまで色にこだわってきた日本人。その繊細な色彩感覚を興味深い逸話とともに紹介。