『編集者国木田独歩の時代』『新聞小説の時代 メディア・読者・メロドラマ』『書肆アクセスという本屋があった 神保町すずらん通り1976-2007』

本日の読みたい本・おすすめ版(2007年12月あたり)。

編集者国木田独歩の時代 (角川選書)

編集者国木田独歩の時代 (角川選書)

★『編集者国木田独歩の時代』(黒岩比佐子/著/角川学芸出版/1,785円)【→amazon
自然主義作家として名を残す国木田独歩は、日露戦争の戦況を伝えたグラフ誌で一時代を築いた有能な編集者であった。独歩のもとには、日夜、友情で結ばれた画家や作家が集い、日本初の女性報道カメラマンも加わり、独歩社を結成。報道写真雑誌を開花させた彼らに、活気ある明治の時代を読む。
新聞小説の時代―メディア・読者・メロドラマ

新聞小説の時代―メディア・読者・メロドラマ

★『新聞小説の時代 メディア・読者・メロドラマ』(関肇/著/新曜社/3,780円)【→amazon
新聞小説が熱狂的人気を博した時代があった。紅葉『金色夜叉』、蘆花『不如帰』、漱石虞美人草』などを取り上げ、作者・読者・メディアの「生産と享受」という視点から文学の現場を解き明かす、気鋭の意欲作。★『書肆アクセスという本屋があった 神保町すずらん通り1976-2007』(岡崎武志/編 柴田信/編 安倍甲/編/『書肆アクセスの本』をつくる会/1,200円)【→amazon
神田神保町の「書肆アクセス」31年の歴史を80人の関係者が綴る。