南京事件(南京大虐殺)について考えるための瑣末な疑問2点+αについて(追記あり)

 前に同じことを書いてはいるんだけど、ちょっとメモとして。
「詰めがあまくてツッコミどころ」満載?の例(南京事件・南京大虐殺)
 
1・「そんなに沢山の人間を殺せたわけがない」という否定論者に対して「ルワンダの大虐殺があるじゃないか」という論は、反論として有効なのか(肯定論者は有効だと思っているのか)。関東大震災朝鮮人虐殺は、軍隊・警察が動いて数千人という感じ、とか言うと「それとこれとは違う」と言われそうだな。だいたい、どんな虐殺も事件としては固有のものだとぼくは判断しているわけで。
2・「70周年記念に民間が(南京大虐殺関連の)映画の製作をしているだけ」というのは、あり得ることなのかあり得ないことなのか。確かにアメリカでは反政府的映画も作られてはおりますが、中国で反政府映画が作られて公開された、という例を知らないので、中国映画にくわしい人の知識を求めたい。
 まぁ、いずれにしても瑣末なことではありますが。
 あと、
3・「真相はかうだ」というラジオ番組が「プロパガンダとして成功している」ということを語っている、具体的なテキスト。特に小林信彦のもの
 これは、質問としてはあまりにも「下から目線」すぎるので、自分で調べられるようなら調べてみたいと思う。
 
(追記)
コメントを参考に、疑問点を以下のようにあらためました。
元テキストは以下のところです。
[南京事件]「南京厨」への見事な対処法 - ▼CLick for Anti War 最新メモ
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2008年01月03日 ono_matope 軍事, 歴史 長過ぎて全部は読めないけど、気になった点。ルワンダ虐殺は国民総参加の殺し合いなので、南京事変と単純に数字を比較するのは変。殺す側:殺される側の比率が違いすぎるので反論になってない。
2008年01月03日 andalusia 昔のことはわからないけど今の中国のことならそこそこわかるが、「70周年記念に民間が映画の製作をしているだけ」はありえないなぁ

 この2つはどうなんでしょうか。
 
1・「【厨】大日本帝国大量破壊兵器もなしに短期間で30万人も殺すことができた最強の軍ですかw」という問いに対して「【は】ルワンダ虐殺は犠牲者が80万人とも言われるのだが、その武器(凶器)は主にナタなどの原始的なものだった。」という答えは有効か(反論になっているのか)。「殺す側:殺される側の比率」にから、はてなプックマークのコメント者から「反論になってない」との意見が出ているが。
2・「【厨】中国は南京占領70周年に合せて南京映画を多数作ったりするプロパガンダを行っている!」という問いに対して「【は】70周年記念に民間が映画の製作をしているだけですが。まさか、日本の「亡国のイージス」や「男たちの大和」は国策映画とか言わないでしょうね。」という答えは有効か(あり得ることなのかあり得ないことなのか)。
(追加質問)「米国では9月から11月にかけ、イラクアフガニスタンで米軍がかかわる戦争を批判的に取り上げた映画5本ほどが相次いで封切られた。」とのことだが、中国映画で「中国がかかわる戦争を批判的に取り上げた映画」というのは存在するのか。
 あと、
3・「「真相はかうだ」は当時の日本人に受け入れられてましたよ」というのは本当か。小林信彦のどの本にそのようなことが書いてあるのか。