『江戸を割る 和算とトリック・占いの不思議なつながり』『ミステリ十二か月』『日本人の愛した色』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年1月あたり)。

江戸を割る―和算とトリック・占いの不思議なつながり

江戸を割る―和算とトリック・占いの不思議なつながり

★『江戸を割る 和算とトリック・占いの不思議なつながり』(西田知己/著/研成社/1,680円)【→amazon
和算文化は「割り算」の発達史でもあるという。答の姿が多彩な割り算が江戸人に受け入れられ、どう進歩してきたか、トリック・占い、さらに日常生活に結びつけ楽しんだか、事例・計算例も入れ、物語数学の世界の魅力を語る。
ミステリ十二か月 (中公文庫)

ミステリ十二か月 (中公文庫)

★『ミステリ十二か月』(北村薫/著/中央公論新社/980円)【→amazon
物語を読むことに無上の喜びを感じる人達は、日本の各地に次々と生まれ、育って来ます。となれば、後から来る方々に、こんな花が咲いている、こんな実が実っていると示すのは、先に歩いた者の務めでしょう―読み巧者・北村薫が選んだ50冊。出会えて良かったと思える本が、必ずあります。有栖川有栖との熱血対談、大野隆司の彩色版画を収録。
日本人の愛した色 (新潮選書)

日本人の愛した色 (新潮選書)

★『日本人の愛した色』(吉岡幸雄/著/新潮社/1,260円)【→amazon
利休鼠、深川鼠、藤鼠、鳩羽鼠…。あなたには違いがわかりますか?化学染料を使わずに天然素材で糸や布を染めていた時代、日本人はどのように色と付き合っていたのか?紅花、藍、刈安などによる古法の染色を探求しつつ、物語や歌に込められた四季の想い、衣装や絵画、書跡や工芸を手掛かりに、古代から中世・近世までの色彩感覚を生き生きと甦らせる。