『極道のウラ知識』『ゴッホは殺されたのか 伝説の情報操作』『機関銃の社会史』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年2月あたり)。

極道のウラ知識 (宝島社文庫 605)

極道のウラ知識 (宝島社文庫 605)

★『極道のウラ知識』(鈴木智彦/著/宝島社/480円)【→amazon
実話誌のヤクザ記事は大半が虚構、マスコミ報道も警察情報の垂れ流しで、真実からはほど遠い。本当のことを正確に書きたい。1000人を超える極道を取材してきた著者が、初めて描いた現代ヤクザのホンカク雑学本。暴力、抗争、懲役、シノギ、組織、オキテから私生活、女性問題まで、暴力のプロたちの実像をあますところなく伝え、現役筋も思わずうなった好著が、新原稿を加えて待望の文庫化。
ゴッホは殺されたのか 伝説の情報操作 (朝日新書 94)

ゴッホは殺されたのか 伝説の情報操作 (朝日新書 94)

★『ゴッホは殺されたのか 伝説の情報操作』(小林利延/著/朝日新聞社/756円)【→amazon
「さまよえる画家」、「炎の人」、ゴッホ。さまざまな伝説をもつ彼に浮上した、新たな姿とは?彼を支えてきた弟テオとの関係や女性問題を、唯一純正な資料『ゴッホの手紙』を基に、斬新な角度から読み解く。そこから浮かび上がるどんでん返しの結末とは…。この一冊で、従来のゴッホ伝説が根底から覆る。
機関銃の社会史 (平凡社ライブラリー)

機関銃の社会史 (平凡社ライブラリー)

★『機関銃の社会史』(ジョン・エリス/著 越智道雄/訳/平凡社/1,470円)【→amazon
十九世紀半ば、機関銃の登場により、過剰殺戮と呼べる概念が戦争に導入された。戦争の主役は、もはや人間ではなく、機関銃であることが明らかになった。第一次世界大戦では、死者の八十パーセントが、機関銃の犠牲者となった。近代の軍事技術の革新によって、人間の社会はどのように変わっていったか。背筋が寒くなる人間と機関銃の歴史。