『アーティストは境界線上で踊る』『キュリアス・マインド ぼくらが科学者になったわけ』『マガジンハウスを創った男岩堀喜之助』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年2月あたり)。

アーティストは境界線上で踊る

アーティストは境界線上で踊る

★『アーティストは境界線上で踊る』(斎藤環/[著]/みすず書房/3,360円)【→amazon
日本のアート・シーンに、いまなにが起こっているのか。著者は精神科医として、思春期・青年期の精神病理と向き合ってきた経験をふまえ、ひきこもりからアニメ、文学、アウトサイダー・アートまで、現在進行形の文化現象に鋭く斬り込んできた。本書では、アートを通じて「リアルとは何か」を問いつづけるアーティストたちの、ユニークな創作衝動を抉り出す。ベテランから若手まで、いまもっとも注目されている23人のアーティストへの、当意即妙のインタビューと、怜悧な作家論・作品論が響きあう。カラーも含めて作品写真をふんだんに盛り込んだ充実のビジュアル。展覧会では経験できない、肉声と批評のコラボレーション。現代美術の世界にあらたな事件を引きおこす、待望のクリティック集成。
キュリアス・マインド

キュリアス・マインド

★『キュリアス・マインド ぼくらが科学者になったわけ』(ジョン・ブロックマン/編 ふなとよし子/訳/幻冬舎/2,625円)【→amazon
世界的な科学者には、どんな秘密があるのだろう?子ども時代から何をしてきたのか。何を考えてきたのか。スター科学者たちのプライベートと本音に迫る画期的ドキュメントを児童書翻訳者が分かりやすく訳した、全米のロングセラー。
マガジンハウスを創った男 岩堀喜之助

マガジンハウスを創った男 岩堀喜之助

★『マガジンハウスを創った男岩堀喜之助』(新井恵美子/著/出版ニュース社/1,575円)【→amazon
「ザッシヲイッショニヤラナイカ」戦後すぐ、焼け跡のビルの片隅で夢を語りはじめた男。彼は、なんの確信もないまま同志を募り、夢と希望をのせた『平凡』という雑誌に、すべてを捧げたのだった―。