再び「リアル」の問題について(少し下ネタ注意)

 だいたい最近の物語がどんなものかと思って、『恋空』的なもののひとつとして、こんなのを読んでみた。ただし漫画。
彩恋 SAI-REN - Wikipedia
 あらすじは以下のところから転用。
Yahoo!映画 - 彩恋 SAI-REN

あらすじ: ナツ(関めぐみ)、ココ(貫地谷しほり)、マリネ(徳永えり)は、いつも一緒にツルんでいる仲良しトリオ。遠距離恋愛中の彼にフラれたナツは、その直後に妊娠していることに気づく。一方、ココの母親とマリネの父親が、偶然の出会いから恋に落ちる。周囲が恋の季節に華やぐ中、彼女たち18歳の乙女心はさまざまに揺れ動く。(シネマトゥデイ

 もう少しくわしい説明を入れると、ナツの恋人とナツはセックス。がっつりセックス。で妊娠。でも恋人は死んじゃう。クリスマスプレゼントでナツに渡すはずの婚約指輪を残して。ナツは、友人のココとその恋人の結婚式にあわせて、一人だけの結婚式をおこなう。結婚相手は天国の彼。遠距離恋愛一度はおろそうと思ったお腹の子供がいる。
 号泣。というのは嘘ですが、それなりに感動します。
 感動はいいんだけど、このナツは高校3年生、恋人が大学1年生で、ラブホへ行ってがっつりセックスするわけですが、セックスシーンはあってもこいつら風呂に入らないでやるのかよ、と思った。俺だったらいくら美少女でも十代の汗臭いコムスメよりは三十路のお色気さんを選ぶね。いやもちろん絶対風呂には入ってセックスしてるとは思うんですよ、いくらなんでも。でも、ヒロインは髪の長いコムスメ。頭洗うかな。まぁ洗わないかもしれない。
 しかし、自分の娘がどこかに行って、セッケンのニオイさせて帰って来たら、どんな馬鹿な親でも気づくだろ。友達とスーパー銭湯に行って来たとでもいうのか。この二人の恋愛は、どの程度まで親バレしてるのか、妙なところが気になって気になって、これが「リアル」というものの気になり具合として、どうよ、という話。
 たとえば、普通に物語を読んでて、その物語の中では主人公やヒロインがトイレ行ったりしなくても、別に「非リアル」だとは思わない。雨の日とかがほとんどなくても気にならない(雨のシーンは描くのがちょう面倒なのです)。つまり、「ここまではリアルじゃなくても全然問題はない」という許容の幅は、けっこうある。
 で、ぼくの場合は高校生がラブホでセックスして親バレしていない(恋人関係ではあっても肉体関係まではないと思っている)とかいったシチュエーションが、もしあったとしたら、それにはリアルを感じない。でも、感じる人もいるんだろうな。多いかもしれない。それはどうなんだろう。ちょっと聞いてみたい。
 あなた(できれば女性)は、自分の恋愛行為がどの程度まで親バレしていると、高校生の時には思っていましたか?
 …なんか増田(はてな匿名ダイアリー)みたいに青臭いエントリーになりましたが、たまにはこういうのもいいだろう。