先生! 男子が若干女子より多いです(読売文学賞と河野多恵子)
最近読んだ本の記述で気になっているのは、これ。
- 作者: 河野多惠子,山田詠美
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/07/30
- メディア: 単行本
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小説の自由、創作の技術、男と女、アメリカという国、戦争、ニューヨークの魅力、サディズムとマゾヒズム、いまは亡き偉大な作家たち、文壇、文学賞、芥川賞選考会―およそ文学をめぐる話題のすみずみにまでわたってくり広げられた熱く真摯な対話を集成。 小説の“熱い自由”本当の戦争の話をしよう―ニューヨークと基地からマゾヒズムの心理と肉体文壇とは何か?文学賞とは何か? 芥川賞始め数々の選考委員を務めた二人の文学者が、私生活から選考の秘話までを明かす。貴重なる肉声がつまった究極の文学対談!
p181の河野多恵子の発言。
ほかの文学賞のお手伝いもいろいろしましたけど、男の人と女の人でこんな決定的に違うのか、という経験はただ一度だけ。読売文学賞の小説部門のときでした。男性と女性の選考委員とで、評価がまったく正反対だったの。選考委員は十人くらい。女性は富岡多恵子さん、津島佑子さん、そして私でしたけれど、三人とも反対。男性の方たちは推されて、受賞しました。あれは、本当に不思議なくらいだった。
この、受賞した人の名前と作品が知りたい。
→読売文学賞 - Wikipedia
これの90年代末から00年代はじめあたり?
ぼくは何となく、辻原登・松浦寿輝とかいったところかなぁ、とか思っていますが、選評を大きな図書館とかで見ないと何とも言えない。ていうか、選評なんてどこかに掲載されたんだろうか。
まぁ、暇な人がいましたら調べて教えてください。