『嘘発見器よ永遠なれ 「正義の機械」に取り憑かれた人々』『映画×東京とっておき雑学ノート』『トールキンのガウン 稀覯本ディーラーが明かす、稀な本、稀な人々』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年4月あたり)。

嘘発見器よ永遠なれ

嘘発見器よ永遠なれ

★『嘘発見器よ永遠なれ 「正義の機械」に取り憑かれた人々』(ケン・オールダー/著 青木創/訳/早川書房/2,625円)【→amazon
アメリカの強迫観念としての嘘発見器。不正のない尋問手段として生まれた嘘発見器は、なぜアメリカでしか用いられていないのか。発明者をめぐる葛藤のドラマと知られざる技術史とで織り上げる、稀有なノンフィクション大作。
映画×東京とっておき雑学ノート 本音を申せば

映画×東京とっておき雑学ノート 本音を申せば

★『映画×東京とっておき雑学ノート』(小林信彦/著/文芸春秋/1,750円)【→amazon
自分の眼で見たことしか信じない「時代観察者」の面目躍如!「映画」と「東京」の現在とうつろいを克明に記す。
トールキンのガウン―稀覯本ディーラーが明かす、稀な本、稀な人々

トールキンのガウン―稀覯本ディーラーが明かす、稀な本、稀な人々

★『トールキンのガウン 稀覯本ディーラーが明かす、稀な本、稀な人々』(リック・ゲコスキー/著 高宮利行/訳/早川書房/2,100円)【→amazon
書物の世界には、多種多様な個性と信条の持ち主が集まる。文学作品の初版本コレクターは最良の一冊を求めて狂奔し、手つかずの美本や、著者の献辞や書き込みの入った手沢本には驚くべき高値がつく。稀覯本はいかにして生まれ、どのように現在の所有者の許にたどり着いたのか、そしてどれくらいの金が絡んできたのか?本書は、『ロリータ』『路上』『ハリー・ポッター』など、二十世紀の文学史上にその名を刻む二十冊の傑作の出版史をたどる。そのいずれもが初版本コレクター垂涎の本だ。それぞれの本に“歴史”があり、その著者たちにも悲喜交々のドラマがある。稀覯本ディーラーであり書誌学者でもある著者が、書籍に関する蘊蓄と作家たちの知られざる逸話を披露するエッセイ集。

読みたい非オルタナ系
『お客様は「えこひいき」しなさい! 「顧客差別」で3倍売れる!』(高田靖久/著/中経出版/1,470円)
『男と女「好かれる」心理「嫌われる」心理 好きな人との「心の距離」を縮める本』(伊東明/著/三笠書房/560円)
『理系のための人生設計ガイド 経済的自立から教授選、会社設立まで』(坪田一男/著/講談社/945円)
『マイクロトレンド 世の中を動かす1%の人びと』(マーク J.ペン/著 E.キニー・ザレスン/著 三浦展/監修 吉田晋治/訳/日本放送出版協会/1,890円)
『マーケティング・リサーチ業界 その仕事と働く人たち』(日本マーケティング・リサーチ協会/編/同友館/1,890円)
『負債総額7億円を馬券だけで返した男、車井幸次郎の生き様 『JRAには感謝している』人生のどん底まで落ち、競馬業界の頂点まで上り詰めた一人の男の人生』(車井幸次郎/著/あたり馬専科/1,575円)
『日本国増税倒産 格差是正が招くデッド・エンド』(森木亮/著/光文社/1,000円)