ALL-TIME 100 Novelsが想像以上に凄い

 見出しはホッテントリメーカーで作りました。7users(推定)。
 以下のリストだけ紹介。
The Complete List | TIME Magazine - ALL-TIME 100 Novels
 日本語訳つきのはこちら。
The Complete List | TIME Magazine - ALL-TIME 100 Novels:Pulp Literature
 こんなのもありました。
notebook: 英語で書かれた20世紀のベスト小説100
 トラッドな英語・英文学修行なんてしてみたことがなかったので、ちょっと興味を持ちました。
 Timeのはタイトルのアルファベット順で、翻訳出てないのもそれなりにある。
 ついでなので、こんなのも見てみた。
Sci-Fi Lists - Top Science Fiction
Sci-Fi Lists - Top 100 Sci-Fi Books
 こちらは翻訳で読んでるのがけっこうあったな。やはり英語で読んでみよう。
 以下のはミステリーのベスト。
The best mystery books
 やはりSFとミステリーの人はこういうのが好きみたいです。
 ついでに、ぼくが今映画関係で一番気にしているサイトから。
映画の誘惑(トップ・ページ)
西部劇ベスト50
フィルム・ノワール ベスト50
 西部劇とフィルム・ノワールのベスト。

西部劇ベスト50(DVDガイド)
映画と同じだけ古いといわれるこのジャンルから50本を選ぶというのは想像以上に大変だった。あらゆる西部劇のなかから最高の50本を選んだといいたいところだが、それではへたをするとフォード、ホークス、マン、ウォルシュ、アルドリッチらの作品だけであっという間に50本に達してしまう。涙をのんで、多くてもひとりの作家につき3作品程度にとどめ、できるだけヴァラエティ豊かなラインナップになるようにした。作品を選ぶ際には、なるべく日本版DVDで入手しやすいものを選んだ。そのために不本意な選択をせざるをえなかったことも少なくない。リストはこれが決定版ではなく、新しいDVDがでるたびに更新してゆくつもりだ。
本当は、先に作った「フィルム・ノワール ベスト50」と同じぐらいのコメントをいろいろつける予定だったのだけれど、実をいうと途中で面倒くさくなって、ただ作品をならべるだけになってしまった。作品の並べ方もでたらめで、ただ好きな作品を思いつくままに挙げていっただけだ。もしここに少しでも批評性があるとすれば、それはひとえに作品の選択の仕方にある。『シェーン』だの『大いなる西部』だの『荒野の七人』だのといった作品だけは間違っても選ばないという意志だけははっきりと示したつもりだ。
実際、このリストを作成するために、日本で手に入る西部劇について書かれた本に何冊か目を通してみたのだが、まともなものはほとんどなかったといっていい。たとえば『西部劇への招待』(PHPエル新書)という本がある。自分たちのことを「6人のガンファイター」と呼ぶ6人の執筆者による対談とエッセイよりなる本だ。その中にかれらが選んだ西部劇ベスト10が披露されている。書き写すのも恥ずかしいが、たとえばこんな具合である。
(中略)
こんなリストを見ただけでこの本を読む気がしなくなる。なにもこの本だけではない。最近は読み応えのある映画の本がそれなりに出てきつつあるが、それらは流行している現代作家を取り上げたものが大部分である。西部劇に限らず、ミュージカルやSFなどといったジャンル映画については、どれもこれも批評性のかけらもない退屈な本ばかりだ。ゴダールデイヴィッド・リンチについてならいくらでも書くことはあるだろう。しかし、映画批評というのは、ごまかしのきかないこういう「商業映画」においてこそ試されるともいえる。こうしたジャンル映画についての優れた批評が待たれるところだ。