「絵が無理」神話を解体せよ

 以下のエントリーから。
水と空気と漫画 「何か面白い漫画ない?」対応法

(前略)
ここからは自論で結論から言わせてもらうと、多くは語らずまず見せることだと思います。
(中略)
聞いてきた相手の情報(話の好みや萌え絵は許容出来るか?グロい絵は大丈夫か?など)から判断してベストな漫画をチョイス。そしてまずは見せる所までが自分の役割だと思っています。「絵が無理」の一言が返ってくるようならその漫画の9割が否定されたようなモノです。おとなしく他の漫画を薦めたほうが無難です。実際このパターンが多いので試しに見せたほうが早い、というのも理由の一つなんですが。
(後略)

 絵が無理で、ある特定の漫画が読めない、というのは、気持ちはわかりますが、そういう基準で漫画を選んでいると、けっこう面白い漫画がそげ落ちてしまう結果になるので、ちょっと残念な気持ちです。
 まぁ、漫画家のほうでも、あまり読み手に抵抗感を持たれないような絵柄にする工夫は必要でしょうが、劇画(死語?)とか少女漫画とかは、その絵柄・文法がサブ・ジャンル的に確立されているので、なかなか難しいかも。
 人間と同じで、外見がオタクっぽかったり反時代的だったりしても、実際に話してみるといい人だったり奥が深い人だったりというのはあるわけで、「どんな漫画(の絵・絵柄)であっても、俺が面白いと言うものは読め」と強く断言できる信頼関係が、「何か面白い漫画ない?」と聞いてくる人との間にあれば問題はないのでしょうけれども。
 とはいえ、ぼくの場合でも、漫画に関してはそんなに抵抗感はないのですが、アニメに関しては声優のアニメ声が基本的にちょっとダメ、というのがありまして、けっこう名作という評判のアニメでも本音ではつらかったりします。あの作品のあのキャラがあの声でなかったりしたら、もっと楽しめたと思うのに。
 皆さんはどうですか。
 あまり関係ないけど、今日はTV放映されたせいか、「時をかける少女 感想」でおいらの日記に来る人が多かったのだった。これはDVDのオマケのオーディオコメンタリー(声をあててる人3人。あえて声優とは呼ばない)もけっこう楽しいので、よろしければ買ってみてください。レンタルDVDにも入ってるのかな? よく知りません。
 あと、細田監督に仕事を頼めるような人は、ぜひ何か頼んで、その進行具合を教えてください(地下で極秘に進行中?)。あれからもう2年経ってるというのに。
 なぜ今この時期にTV放映? と思ったら、ブルーレイが7月25日に発売なのか。