漫画

トキワ荘年表(『まんがトキワ荘物語』その他を資料にして)

以下のものがすでにありましたが、 →「トキワ荘 入居年表」 - トキワ荘通り だいたい漫画家に利用されたのは1953年〜1961年のようです。 リンク先のテキストと、以下の本を資料にざっくり年表を作ります。まんが トキワ荘物語(祥伝社新書288)作者: 手塚治虫,…

マンガの神様=手塚治虫の起源

多分これじゃないかと思う。週刊朝日1964年2月21日号の開高健のテキスト。誤字とか読み間違いはお許しください。 連載ルポルタージュ「ずばり東京」の21回目。 現在読める(書籍化されている)『ずばり東京』(光文社文庫版)には入ってない。多分「東京」ネ…

漫画家・佐々木マキに言った手塚治虫(マンガの神様)のひどいこと

佐々木マキ『うみべのまち』(2011年・太田出版)あとがき。 私は神戸の下町の、貧民細民あまたおわします地区に生まれ育ったので、私の家も、クツがないとか給食費を持っていけないとか、雨漏りがひどいとか米びつが時々カラになるといった程度には貧乏であ…

『けいおん!』4巻の特典効果について半端に語るよ

2010年9月27日(月)に発売された『けいおん!』4巻(最終巻)はこんな感じ。 →今日もやられやく そんなこんなで今日原作『けいおん!』第4巻が発売したわけだが・・・お前ら買えたの? パッと観た感じだけど、在庫は 多) ゲマズ>>メロブ>虎穴>メイト (…

個人的にはCLAMPって手塚治虫を越えていると思う

個人的にはCLAMPって手塚治虫を越えていると思う。 関西出身。 その、出自の怪しさ(手塚は貸本漫画、CLAMPは同人誌業界出身)。 少年・青年・少女漫画にわたって成功している。 手塚よりCLAMPのほうが駄作が少ないように思える(が実際のところはどうだろう…

『咲-Saki-』の漫画で実践では誰が一番強いかが分かったよ

以下のところを参考に。 →ねたミシュラン 咲-Saki-戦績表(via近代麻雀漫画生活) 部長とキャプテンがけっこう強いと思っていたけど、やっぱりそうだった。 鶴賀では妹尾香織(ステルス桃子は健闘)、龍門渕では国広一が、今のところ一番勝ってる。 のどっち弱…

『咲-Saki-』全国大会で出て来そうなキャラを予想してみる

こんなことを過去に言ったりはしましたが。 →アニメの「感想」に「次週の予想」テキストを入れるのはやめて欲しい(ぼくの中では、な) 細けぇこたぁいいんだよ。 オッドアイ・ボクっ子・オレ女・子供・委員長・眼鏡・お嬢様・エクソシスト・おっぱい・タコ…

『咲-Saki-』の登場人物相関図・他

以下のところにありました。 →咲‐Saki- よく分かるキャラクター相関図(via ふぇいばりっとでいず) (消えてるみたいなのでこちらを紹介→http://image.blog.livedoor.jp/blv42/imgs/8/9/8916a33e.jpg) あと、これも面白い、というかすごいよ。 →咲(第4話)…

コミックス版『咲-Saki-』3巻の切り牌の修正について・他

麻雀+漫画に関しては、以下のところが面白かったのでずっと過去ログ読んでました。 →近代麻雀漫画生活 『咲-Saki』に限らず、情報量が多くておすすめです。 こんなのとか。 →近代麻雀漫画生活:麻雀漫画における「超能力」とは? そこからこんなのに。 →全て…

最近の漫画は元気なのかどうかがわかるたった一つの方法

見出しは演出です。 とりあえず、メジャーと思われる少年誌が定期的に行なっている「新人賞」の応募総数の増減がどのような感じなのか、を見るといいかな、とか。 それも、3年・5年・10年前に比べて、増えてるか・減ってるか。 まぁ、雑誌の部数が落ちてい…

「絵が無理」神話を解体せよ

以下のエントリーから。 →水と空気と漫画 「何か面白い漫画ない?」対応法 (前略) ここからは自論で結論から言わせてもらうと、多くは語らずまず見せることだと思います。 (中略) 聞いてきた相手の情報(話の好みや萌え絵は許容出来るか?グロい絵は大丈…

漫画に「長期作品だが絵しか長所のない」ものなんて存在しない

ひさびさに、見出しは演出です。 以下のコメントから。 →誰が漫画の責任を取るのか - 愛・蔵太のもう少し調べて書きたい日記(コメント欄) 質問 2008/07/18 00:14 「猫村さん」単品と「同規模売り上げの漫画」単品をただ並べても意味はないのでは・・・ 「…

ビジネスの達人は漫画プロデューサーの夢を見るか

漫画の制作現場に、編集者(会社内プロデューサー?)・漫画家以外の、漫画プロデューサーを立てるシステムがあってもいいんじゃないか、というか、もう「編集者」のプロデュース能力に限界を感じて、ハリウッド的にやってみるのはどうか、という案をどこか…

誰が漫画の責任を取るのか

現時点であまり成功していない(曲がり角に来ている)モデル・ケースとして「漫画」というメディアを考えると、いろいろ曲がり角に来ているもの全体を考える参考になるかと思って、ちょっと書いてみる。 というより、なぜ成功したか(過去の栄光があったのか…

『大魔法峠』に出てくる、気になる名前2つについて

今日も愚民のみなさん、こんにちは。 これは以下の日記の続きです。 →「大魔法峠」の夢も希望もない歌にはまる ということで、以下のものを買ってしまったわけですが(DVDは少し高いのでレンタルを利用する予定。)、大魔法峠―マジカル血煙コミック (角川…

漫画の社会的認知度について

発行部数2〜3万部 そのジャンルにくわしい人が知っている。カルト的な作家もいる 5万部 ちょっと鋭角的なまんが専門店の売り子は知っている。もっと売れて欲しいと思う 10万部 たいていのまんが専門店の売り子は知っている。幅広く漫画を読む人間には、自…

アニメ----破綻したビジネスモデル

もうここ10年ぐらい、アニメ産業というのは破綻しているような気がする。アニメ売って儲ける、というDVD販売以外のキャラクター商売展開って、「ポケモン」「ドラえもん」「ケロロ」、それに一連の東映動画アニメ以外にはほとんど見たことがない。まぁア…

アニメ『鉄腕アトム』の制作費神話について・3:アニメーターは儲かる職業だった

これは以下の日記の続きです。 →アニメ『鉄腕アトム』の制作費神話について・2:萬年社の「三十万円」 今回は「虫プロの経営努力」、つまりアニメーターは儲からない職業ではなかった、という当時の証言などの話をします。 引き続き『アニメ作家としての手…

アニメ『鉄腕アトム』の制作費神話について・2:萬年社の「三十万円」

これは以下の日記の続きです。 →アニメ『鉄腕アトム』の制作費神話について・1:宮崎駿の手塚治虫批判テキスト全文その他 『アニメ作家としての手塚治虫-その軌跡と本』の、第三章・「『鉄腕アトム』の背景」の3・2、「制作費に関する異聞」を、コメント…

アニメ『鉄腕アトム』の制作費神話について・1:宮崎駿の手塚治虫批判テキスト全文その他

これは以下の日記の続きです。 →「アニメの制作費が安いのは手塚治虫のせい」というのは本当か →「アニメの制作費が安いのは手塚治虫のせい」というのは本当か・その2 →「アニメの制作費が安いのは手塚治虫のせい」というのは本当か・その3(補足) この本…

漫画の中の「雨」は大変だろう、と『MONSTER』を読みながら考えた

なかなかアニメを見る時間が取れないため、漫画のほうの浦沢直樹『MONSTER』を(ほぼ)一気読みしてしまいました。めちゃくちゃ面白い。 →MONSTER - Wikipedia あんまり普段の生活では漫画を読むということがない日常を過ごしているので、わが家にある数少な…

手塚治虫少年はイジメられっ子だったというのはどこまで本当か

こんな本を読んでみました。 →『手塚治虫少年の実像』(泉谷迪・人文書院)(アフィリエイトつき) これは小・中学校(旧制中学校)と、手塚治虫と同学年で級友だった人による少年・手塚治虫に関する話で、子供の頃から天才だった手塚の思い出、というか別の…

「キャラを立てる」とはどういうことか・2

今の時期に思い出したので、前の日記に追記してみる。 前の日記はこちら。 →「キャラを立てる」とはどういうことか 小説・漫画のキャラクターは、キャラクター宛にバレンタインのチョコレートが山のように来るよう書け・描け。という、誰かの言葉。 架空のキ…

「キャラを立てる」とはどういうことか

ということで、だいぶbk1のポイントが溜まっていたので、ポイントで『テヅカイズデッド』(伊藤剛・NTT出版)を買いました。 →『テヅカイズデッド』(bk1のみに、お礼の意味でリンク。アフィリエイトつき) 印税は、ポイントでも現金でも同じだと思うので…

新書判(新書版)コミックスについて考える・2(初期のことその他を含む)

これは以下の日記の続きです。 →新書判(新書版)コミックスのビジネスモデルについて考える コメント欄でいろいろ面白いことがうかがえたので、それに補足するような形であれこれ話してみます。 # sakimi 『昭和40年ぐらいだと単行本200円くらいだった…

新書判(新書版)コミックスのビジネスモデルについて考える

そもそも、「新書」サイズの漫画の単行本というのは、いつごろぐらいにできたのか、について調べてみたんですが、その初期のころにあったエピソードを語っているとても面白いテキストがあったのでご紹介。 →すがやみつるの雑記帳: 『仮面ライダー青春譜』第…

漫画の「制作費」を考える

TVアニメの場合の制作費は、以下のところなどをいろいろ参考に。 →たまごまごごはん - アニメ制作の費用についてしらべてみた。 だいたい30分1話で800〜1千万円前後かな。 漫画の場合はちょっとよくわからないので、「原稿料1枚2万円」と考えてみます。…

「アニメの制作費が安いのは手塚治虫のせい」というのは本当か・その2

これは以下の日記の続きです。 →愛・蔵太の少し調べて書く日記 - 「アニメの制作費が安いのは手塚治虫のせい」というのは本当か コメント欄というのは開放しとくといいことがあるもので、整理してこちらに載せてみます。 →愛・蔵太の少し調べて書く日記 - 「…

「アニメの制作費が安いのは手塚治虫のせい」というのは本当か

こんなのがあったので少し気になった。 →アルファルファモザイクより「日本のマンガ、アニメ業界を駄目にしたのは手塚治虫?」 6 名無しさん名無しさん :2006/03/07(火) 14:54:26 手塚のせいで低賃金なんだっけ。 検索しても主流はそんな感じだった。 →手塚…

『NANA』は、以下のことがどうしても嫌いな人には向いていない漫画なのです

こんなところから。 →caprinのヲタ更正日記 - 女子に聞きたいっ!! NANAって、そんなにおもしろい!?#p24 なんかTVをつけたらやっていたので最初の1回目を見ることが出来た。自分は原作を知らないのでこれからどう展開するのか分からないが、昔あったキラ…