『英文学への挑戦』『ヤクザから「狂犬」とよばれた男 日本初のマフィア組織「銀総会」元総長・回顧録』『ビッグプロジェクト その成功と失敗の研究』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年5月あたり)。

英文学への挑戦

英文学への挑戦

★『英文学への挑戦』(富山太佳夫/著/岩波書店/3,990円)【→amazon
“英文学”という沃野にのぞむ者が、今、すべきこととは何か?いわゆる「専門」の壁を越え、時代やジャンルの制約を越え、ハリー・ポッターも伝記もポルノも貪欲に読み、歴史学や哲学、批評理論にも眼を向ける―視野をかぎらない自由な思考のうちにこそ、古典的テクストの鮮烈な力が見えてくる。つねに分野の可能性に挑んできた著者による、新たな挑戦の一書。
ヤクザから狂犬とよばれた男 (宝島SUGOI文庫)

ヤクザから狂犬とよばれた男 (宝島SUGOI文庫)

★『ヤクザから「狂犬」とよばれた男 日本初のマフィア組織「銀総会」元総長・回顧録』(参武狼/著/宝島社/460円)【→amazon
高校時代を敵なしの不良としてすごし、22歳で日本初のマフィア組織「銀総会」初代総長に就任。闇金融、武器売買、ハッキング、当たり馬券偽造、ヤクザからの抗争請負、企業恐喝…裏切り者には徹底的に制裁を加え、逆らう者はヤクザでさえも攫ってきてシメる…。仁義やタブーなど何もない、「儲けた者勝ち」哲学で裏社会を極めた男が語る、衝撃のドキュメント。
ビッグプロジェクト―その成功と失敗の研究 (新潮新書)

ビッグプロジェクト―その成功と失敗の研究 (新潮新書)

★『ビッグプロジェクト その成功と失敗の研究』(飯吉厚夫/著 村岡克紀/著/新潮社/756円)【→amazon
奈良の大仏、姫路城、黒四ダム、東海道新幹線―。古代から現代に至るまで、科学技術と人類の英知を結集して成功を収めたビッグプロジェクトには、いずれも共通の要因があった。そして、「もんじゅ」や「チャレンジャー」の事故のように、重大な失敗が起きた場合にも…。自らも「核融合研究」というビッグプロジェクトを率いてきた二人の科学者が描く、「科学と人間と社会」の物語。

読みたい本・次点。
『そうだ、ローカル線、ソースカツ丼』(東海林さだお/著/文芸春秋/1,150円)
『蘇我氏の古代史 謎の一族はなぜ滅びたのか』(武光誠/著/平凡社/798円)
『その日本語が毒になる!』(吉村達也/著/PHP研究所/735円)
『大統領の料理人 厨房からのぞいたホワイトハウス11年』(ウォルター・シャイブ/著 田村明子/訳/ベストセラーズ/1,890円)
『砂漠で見つけた夢 アボリジニに魅せられて』(内田真弓/著/ベストセラーズ/1,400円)
『芸術におけるわが生涯 上』(スタニスラフスキー/著 蔵原惟人/訳 江川卓/訳/岩波書店/903円)
『回転寿司「激安」のウラ』(吾妻博勝/著/宝島社/460円)
『読むことは旅をすること 私の20世紀読書紀行』(長田弘/著/平凡社/3,990円)
『歴史のなかのからだ』(樺山 紘一 著/岩波書店/1,155円)