『人生、成り行き 談志一代記』『北村薫の創作表現講義 あなたを読む、わたしを書く』『ライブハウス文化論』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年5月あたり)。

人生、成り行き―談志一代記

人生、成り行き―談志一代記

★『人生、成り行き 談志一代記』(立川談志/著 吉川潮/聞き手/新潮社/1,470円)【→amazon
「百年に一人」と賞される現代落語界の至宝、立川談志はその挿話と騒動の多彩さもまた国宝級である。戦時中の少年時代から真打昇進をめぐるごたごた、鳴り物入りの政界進出、落語協会脱退と立川流創設の裏話、そして芸談と私生活まで。立川志の輔もゲストに招いた、言い遺しておきたいことのすべて。
北村薫の創作表現講義―あなたを読む、わたしを書く (新潮選書)

北村薫の創作表現講義―あなたを読む、わたしを書く (新潮選書)

★『北村薫の創作表現講義 あなたを読む、わたしを書く』(北村薫/著/新潮社/1,365円)【→amazon
早稲田大学で教えた二年間、教室でこんな事を話していました」―ドラマ、映画、落語、朗読、短歌、舞台美術、音楽…さまざまな表現に“スパークする”小説家の創作魂。
ライブハウス文化論 (青弓社ライブラリー 53)

ライブハウス文化論 (青弓社ライブラリー 53)

★『ライブハウス文化論』(宮入恭平/著/青弓社/1,680円)【→amazon
夢追う若者から団塊世代までが集い、音楽でのしあがり、音楽を楽しみ、音楽を介して人と出会うための場であるライブハウス。ロック喫茶・ジャズ喫茶を出自とし、「政治の季節」にカウンター・カルチャーを支える一方で、1980年代を転換期として高度に商業化・システム化していくライブハウスの歴史を浮き彫りにする。そのうえで、ミュージシャンに課せられるノルマやチャージ制度の実情、プロフェッショナルとアマチュア、インディーズの差異などをレポートし、アメリカのミュージック・クラブやカラオケとも比較して独自の文化形態を明らかにする。戦後日本の「生演奏の空間」を担ってきたライブハウスの魅力に迫り、そのゆくえを探る音楽文化論。

読みたい本・次点。
『江戸川柳の魅力 滑稽と風刺の文芸を味わう』(吉沢靖/著/真珠書院/1,260円)
『同じ心ならん人と 同人雑誌とともに四十五年 エッセー集』(戸田鎮子/著/風媒社/1,470円)
『江戸散歩・東京散歩』(/成美堂出版/1,470円)
『シュレーバーと狼男 フロイト症例を再読する』(ジュール・グレン/編 マーク・カンザー/編 馬場謙一/監訳 岡元彩子/訳 高塚雄介/訳 馬場謙一/訳/金剛出版/2,940円)
『ゲバラ世界を語る』(チェ・ゲバラ/著 甲斐美都里/訳/中央公論新社/820円)
『機雷掃海戦 第一五四号海防艦長奮戦記』(隈部五夫/著/光人社/620円)
『空想科学入門!』(福田沙紀/著 柳田理科雄/著/メディアファクトリー/945円)
『菊坂ホテル』(上村 一夫 著/朝日新聞出版/1,995円)
『家族の昭和』(関川夏央/著/新潮社/1,575円)
『鏡の向こうに落ちてみよう 有栖川有栖エッセイ集』(有栖川有栖/著/講談社/1,785円)
『英国の白いバラ ヴィタの肖像』(菊池真理/著/幻冬舎ルネッサンス/1,470円)
『江戸子ども百景』(小林忠/監修 中城正尭/編/河出書房新社/2,940円)
『江戸の武家名鑑 武鑑と出版競争』(藤実久美子/著/吉川弘文館/1,785円)
『ラバウル航空隊の最後 陸攻隊整備兵の見た航空戦始末』(渡辺紀三夫/著/光人社/670円)
『わたし、オタリーナですが。』(吉川景都/著/マガジンハウス/1,260円)
『マックス・ヴェーバー物語 二十世紀を見抜いた男』(長部日出雄/著/新潮社/1,680円)
『マリー・アントワネットとフェルセン、真実の恋』(川島ルミ子/[著]/講談社/680円)
『マルコ・ポーロと世界の発見』(ジョン・ラーナー/著 野崎嘉信/訳 立崎秀和/訳/法政大学出版局/4,935円)