『二十世紀フランス小説』『天才の父レオポルト・モーツァルトの青春』『中国ニセモノ観光案内』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年5月あたり)。

二十世紀フランス小説 (文庫クセジュ)

二十世紀フランス小説 (文庫クセジュ)

★『二十世紀フランス小説』(ドミニク・ラバテ/著 三ツ堀広一郎/訳/白水社/1,103円)【→amazon
プルーストからペレックやトゥーサン、そして日本では未邦訳の作家にいたるまで一挙に紹介。個々の作品の出自と背景、作品どうしの相互関係を解説しつつ、小説というジャンルの特異性と絶えざる変容をあきらかにする。読書の愉しみを倍増させる、頼れる読書案内。
天才の父 レオポルト・モーツァルトの青春

天才の父 レオポルト・モーツァルトの青春

★『天才の父レオポルト・モーツァルトの青春』(石井宏/著/新潮社/1,890円)【→amazon
時はフランス革命前夜、貧しい町人の子に生まれながらも学業成績抜群。貴族の子弟に伍して超エリート大学へ、末は博士か大臣?のはず…だったが、何の陰謀か封建社会最底辺の楽士稼業に身を落とすハメに。母からも絶縁され天涯孤独の身となったレオポルトの運命は…。
中国ニセモノ観光案内 (講談社+α文庫)

中国ニセモノ観光案内 (講談社+α文庫)

★『中国ニセモノ観光案内』(田中淳/[著]/講談社/680円)【→amazon
NHKシルクロード司馬遼太郎の小説で描かれる雄大な中国と、ニセ・ミッキーマウス、段ボール肉まん報道のギャップにお悩みの皆さま。悠久の歴史と株バブルが渾然一体となった「リアル中国の歩き方」をお教えしましょう。欧米流の著作権、ホンモノ幻想に慣らされた日本人に喝!を与える、中国流ニセモノ=金儲け思考のすべて。新聞・雑誌では報道されない30の事件簿。一部証拠写真付き。

読みたい本・次点。
『百貨店戦国時代 塗り替えられる業界地図』(川嶋幸太郎/著/産経新聞出版/1,500円)
『藤沢周平と江戸を歩く』(高橋敏夫/著 呉光生/著/光文社/1,785円)
『ボクのまんが記』(手塚 治虫 著/朝日新聞出版/1,995円)
『疋田智のロードバイクで歴史旅』(疋田智/著/エイ出版社/1,470円)
『悲劇の軍艦 新装版』(吉田 俊雄 著/光人社/690円)
『日本民芸館へいこう』(坂田和実/著 尾久彰三/著 山口信博/著/新潮社/1,470円)
『天下の副将軍 水戸藩から見た江戸三百年』(長山靖生/著/新潮社/1,260円)
『哲学の〈声〉 デリダのオースティン批判論駁』(スタンリー・カヴェル/著 中川雄一/訳/春秋社/3,570円)
『鉄人ルー・テーズ自伝』(ルー・テーズ/[著] 流智美/訳/講談社/760円)
『中国名将列伝 起死回生の一策』(来村多加史/著/学研/756円)
『戦国の合戦』(小和田哲男/著/学研/830円)
『性のアウトサイダー』(コリン・ウィルソン/著 鈴木晶/訳/中央公論新社/1,500円)
『深海の科学 地球最後のフロンティア』(滝沢美奈子/著/ベレ出版/1,785円)