『図説ウィリアム・モリス ヴィクトリア朝を越えた巨人』『解読!アルキメデス写本 羊皮紙から甦った天才数学者』『フォト・リテラシー 報道写真と読む倫理』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年5月あたり)。

図説|ウィリアム・モリス―ヴィクトリア朝を越えた巨人 (ふくろうの本)

図説|ウィリアム・モリス―ヴィクトリア朝を越えた巨人 (ふくろうの本)

★『図説ウィリアム・モリス ヴィクトリア朝を越えた巨人』(ダーリング・ブルース/著 ダーリング・常田益代/著/河出書房新社/1,890円)【→amazon
詩人、作家、画家、デザイナー、古建造物保護活動家、社会主義活動家、自然環境保護推進者、出版・発行人を席巻した才能でヴィクトリア朝を席巻したウィリアム・モリス。美しい植物デザイン誕生の秘密、ケルムスコット・プレスの仕事、モリス自身の言葉等、その生涯と活動の全貌を明らかにする待望の一冊。
解読! アルキメデス写本

解読! アルキメデス写本

★『解読!アルキメデス写本 羊皮紙から甦った天才数学者』(リヴィエル・ネッツ/著 ウィリアム・ノエル/著 吉田晋治/監訳/光文社/2,205円)【→amazon
アルキメデスの著作を収めた現存する唯一の写本、C写本。本書ではそこから解読された驚くべき発見の数々と、この奇蹟の写本がどのように幾世紀も生き延びたのかが語られる。空前の歴史ミステリー。
フォト・リテラシー―報道写真と読む倫理 (中公新書)

フォト・リテラシー―報道写真と読む倫理 (中公新書)

★『フォト・リテラシー 報道写真と読む倫理』(今橋映子/著/中央公論新社/819円)【→amazon
現代社会で日々生まれ、流通し続ける報道写真。一見しただけで見尽くしたような気になり、曖昧な記憶の底に沈んでしまうことも多いだろう。しかしそれらは、写真家のどんな意図で撮影され、誰によって加工され、どのように編集・流布されたのだろうか。本書は、写真の「読み方」を問い直す試みである。作り手の立場だけでなく、見る側の力が問われている今、世界と時代とを思考するための新しい必読書が誕生した。

読みたい本・次点。
『生命と非生命のあいだ NASAの地球外生命研究』(ピーター・D.ウォード/著 長野敬/訳 野村尚子/訳/青土社/2,730円)
『新聞記事に見る激動近代史 1867(慶応3年)〜1946(昭和21年) 1078記事収録』(武藤直大/[編]著/グラフ社/2,500円)
『古代往還 文化の普遍に出会う』(中西進/著/中央公論新社/882円)
『雷に魅せられて カミナリ博士、その謎を追う』(河崎善一郎/著/化学同人/1,575円)
『江戸の醍醐味 日本橋・人形町から縁起めぐり』(荒俣宏/著/光文社/1,890円)
『うすバカ昭和ブルース』(東陽片岡/著/青林工芸舎/1,260円)
『電車の運転 運転士が語る鉄道のしくみ』(宇田賢吉/著/中央公論新社/882円)
『東海の古墳風景』(中井正幸/編 鈴木一有/編/雄山閣/2,730円)
『種子(タネ)たちの知恵 身近な植物に発見!』(多田多恵子/著/日本放送出版協会/1,470円)
『21世紀の物質科学 最先端がわかる』(東京大学物性研究所/編/培風館/2,100円)
『日本"怪奇"伝説 怪奇事件、猟奇事件、怪奇譚、都市伝説-戦慄の"リアル・ホラー"』(不思議ナックルズ編集部/編/ミリオン出版/500円)
『谷崎先生の書簡 ある出版社社長への手紙を読む』([谷崎潤一郎/著] 水上勉/編著 千葉俊二/編著/中央公論新社/2,730円)
『あなたはなぜあの人の「におい」に魅かれるのか』(レイチェル・ハーツ/著 前田久仁子/訳/原書房/1,890円)
『文化人類学の方法と歴史』(原尻英樹/著/新幹社/2,310円)