『私だけの放送史 民放の黎明期を駆ける』『章説トキワ荘の春』『英語ベストセラー本の研究』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年5月あたり)。

私だけの放送史―民放の黎明期を駆ける

私だけの放送史―民放の黎明期を駆ける

★『私だけの放送史 民放の黎明期を駆ける』(辻一郎/著/清流出版/1,890円)【→amazon
NHK一社しかなかった日本の放送界に、民間放送が誕生し参入してすでに57年になる。その民放の草創期、そこには何があったのか。躍動していた民放初期の内部を描く。
章説 トキワ荘の春 (石ノ森章太郎生誕70年叢書シリーズ)

章説 トキワ荘の春 (石ノ森章太郎生誕70年叢書シリーズ)

★『章説トキワ荘の春』(石ノ森章太郎/著/清流出版/1,680円)【→amazon
トキワ荘の数年は私にとって、青春そのものであった…。仲間たちとの青春群雄記。
英語ベストセラー本の研究 (幻冬舎新書)

英語ベストセラー本の研究 (幻冬舎新書)

★『英語ベストセラー本の研究』(晴山陽一/著/幻冬舎/819円)【→amazon
戦後日本のベストセラー史は英語学習本の歴史でもある。一九四五年、たった三カ月で三六〇万部も売れた『日米会話手帳』を嚆矢とし、その後、数多く刊行され大量に売れた「英語の本」は何を語っていたのか。それらを年代ごとに詳細に検証してみたところ、驚くべき法則が導き出されてくる。それはまさしく、英語が上達しない日本人の弱点克服術に他ならなかった。そして、それらをさらに精査すると、日本人に必要な英語学習法の黄金律が見えてきた。

読みたい本・次点。
『日本英学史叙説 英語の受容から教育へ』(庭野吉弘/著/研究社/5,880円)
『日本猟奇史 江戸時代篇2』(富岡直方/著/国書刊行会/2,415円)
『イコンの崩壊まで 「戦後歴史学」と運動史研究』(須田努/著/青木書店/3,675円)
『異端者の群れ カタリ派とアルビジョア十字軍』(渡辺昌美/著/八坂書房/2,940円)
『ウェブ人間退化論 「社会のIT化」は「サル化」への道!?』(正高信男/著/PHP研究所/1,260円)
『ミニマ・グラシア 歴史と希求』(今福竜太/著/岩波書店/3,675円)
『現代史の虚実 沖縄大江裁判・靖国・慰安婦・南京・フェミニズム』(秦郁彦/著/文芸春秋/1,800円)
『折口信夫-いきどほる心』(木村純二/著/講談社/1,470円)
『私の体を通り過ぎていった雑誌たち』(坪内祐三/著/新潮社/580円)
『文字はこうして生まれた』(D.S.ベッセラ 小口 好昭 他訳/岩波書店/4,725円)
『ホモ・フロレシエンシス 1万2000年前に消えた人類 上』(マイク・モーウッド/著 ペニー・ヴァン・オオステルチィ/著 馬場悠男/監訳 仲村明子/訳/日本放送出版協会/1,019円)
『ホモ・フロレシエンシス 1万2000年前に消えた人類 下』(マイク・モーウッド/著 ペニー・ヴァン・オオステルチィ/著 馬場悠男/監訳 仲村明子/訳/日本放送出版協会/1,019円)
『毎日釣り日和』(夢枕獏/著/毎日新聞社/1,470円)