『甘粕正彦乱心の曠野』『小説以外』『江戸名物を歩く』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年5月あたり)。

甘粕正彦 乱心の曠野

甘粕正彦 乱心の曠野

★『甘粕正彦乱心の曠野』(佐野真一/著/新潮社/1,995円)【→amazon
関東大震災後の戒厳令下、社会主義者大杉栄一家を虐殺したとして獄に堕ちた元エリート憲兵。その異能と遺恨は新天地・満州で乱れ咲いた―。策謀渦巻く大陸の夜を支配した男の、比類なき生涯。湯水のごとく溢れる資金源の謎、地下茎のように複雑に絡み合った人脈、そして凄絶な自死とともに葬られたはずの大杉事件の「真相」を新資料、新証言で描破する。
小説以外 (新潮文庫)

小説以外 (新潮文庫)

★『小説以外』(恩田陸/著/新潮社/620円)【→amazon
本好きが嵩じて作家となった著者は、これまでどのような作品を愛読してきたのか?ミステリー、ファンタジー、ホラー、SF、少女漫画、日本文学…あらゆるジャンルを越境する著者の秘密に迫る。さらに偏愛する料理、食べ物、映画、音楽にまつわる話、転校が多かった少女時代の思い出などデビューから14年間の全エッセイを収録。本に愛され、本を愛する作家の世界を一望する解体全書。
江戸名物を歩く

江戸名物を歩く

★『江戸名物を歩く』(佐藤孔亮/著/春秋社/1,995円)【→amazon
日本橋を起点に、丸の内、佃島、築地、上野、浅草、神田、両国、芝、高輪、品川と、響き合う町々を巡る、お江戸散歩の決定版。

読みたい本・次点。
『暗殺の政治史 権力による殺人の掟』(リチャード・ベルフィールド/著 徳川家広/訳/扶桑社/2,310円)
『ドストエフスキーの人間力』(斎藤孝/著/新潮社/460円)
『ドイツの地方都市はなぜ元気なのか 小さな街の輝くクオリティ』(高松平蔵/著/学芸出版社/1,890円)
『ジョン・アルパート戦争の真実を映し出す』(ジョン・アルパート/著 青木富貴子/著/日本放送出版協会/998円)
『石油・ガスとロシア経済』(田畑伸一郎/編著/北海道大学出版会/2,940円)
『「死体」を読む』(上野正彦/著/新潮社/460円)
『「決戦」の世界史 ヴィジュアル版 歴史を動かした50の戦い』(ジェフリー・リーガン/著 森本哲郎/監修/原書房/5,040円)
『サハリン・郷愁の地へ』(時田政美/著/鳥影社/1,680円)
『幻想としての人種/民族/国民 「日本人という自画像」の知的水脈』(ましこひでのり/著/三元社/1,680円)
『怖い話はなぜモテる 怪談が時代を超えて愛される理由』(稲川淳二/著 平山夢明/著/情報センター出版局/1,365円)
『映画で甦るオールディーズ&プログラム・コ』(島 敏光 編著/音楽出版社/2,100円)
『想い出大事箱 父・高木彬光と高木家の物語』(高木晶子/著/出版芸術社/1,785円)
『学力世界一を支えるフィンランドの図書館』(西川馨/編著/教育史料出版会/2,940円)
『私の映画日記 5』(児玉数夫/著/右文書院/1,680円)