『科学者として生き残る方法』『私の居場所はどこにあるの? 少女マンガが映す心のかたち』『古本道場』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年6月あたり)。

科学者として生き残る方法

科学者として生き残る方法

★『科学者として生き残る方法』(フェデリコ・ロージ/著 テューダー・ジョンストン/著 高橋さきの/訳/日経BP社/2,940円)【→amazon
研究室の選び方、ポスドクの過ごし方、論文をどの雑誌に発表すべきか、学会での発表の仕方。研究者としてのキャリアを切り開くための道筋を気鋭の研究者と老練な学者のコンビが詳細にガイドする。★『私の居場所はどこにあるの? 少女マンガが映す心のかたち 』(藤本 由香里 著/朝日新聞出版/945円)【→amazon
少女マンガ評論の新境地を拓いた名著、待望の文庫化。1960年代末から90年代末頃までの少女マンガの描写から、女性の恋愛観、セクシュアリティ、家族観、職業観の変化を概観、同時にトランスジェンダーなど性的指向に関する描写の変遷も追う。“居場所”を求めるすべての人必読の書。
([か]1-1)古本道場 (ポプラ文庫)

([か]1-1)古本道場 (ポプラ文庫)

★『古本道場』(角田光代/[著] 岡崎武志/[著]/ポプラ社/588円)【→amazon
神保町、早稲田、荻窪、鎌倉…。人の集うところには古書店がある。古本道を極めた師匠・岡崎武志の指令を受け、弟子・角田光代は今日もせっせと古本を探す。本との付き合いがいとおしく思えてくる、新感覚の読書ガイド。文庫オリジナルの「特別編」も収録。

読みたい本・次点。
『現代日本人の動物観 動物とのあやしげな関係』(石田 /著/ビイング・ネット・プレス/1,890円)
『黒田長政 関ケ原で家康に勝利をもたらした勇将』(近衛竜春/著/PHP研究所/860円)
『撃墜王坂井三郎 零戦に託したサムライ魂』(松田十刻/著/PHP研究所/660円)
『ゲバルト時代 Since 1967〜1973 あるヘタレ過激派活動家の青春』(中野正夫/著/バジリコ/1,890円)
『死してなお求める恋心 「菟原娘子伝説」をめぐって』(広川晶輝/著/新典社/1,050円)
『古代文明と気候大変動 人類の運命を変えた』(B.フェイガン 著 東郷 えりか 訳/河出書房新社/998円)
『喜界島・鬼の海域 キカイガシマ考』(福寛美/著/新典社/840円)
『大江戸タブー事件史』(/宝島社/840円)
『うつを文学的に解きほぐす 鬱は知性の影』(三浦朱門/著/青萠堂/1,470円)
『ウラ読み「戦国合戦」』(谷口研語/著/PHP研究所/680円)
『落語とはなにか』(矢野 誠一 著/河出書房新社/756円)
『モノの道理』(谷沢永一/著/講談社インターナショナル/1,680円)
『ユートピアの文学世界』(柴田陽弘/編著/慶応義塾大学出版会/3,780円)
『プレートテクトニクスの拒絶と受容 戦後日本の地球科学史』(泊次郎/著/東京大学出版会/3,990円)
『文化社会学の視座 のめりこむメディア文化とそこにある日常の文化』(南田勝也/編著 辻泉/編著/ミネルヴァ書房/2,940円)
『貧困と怒りのアメリカ南部 公民権運動への25年』(アン・ムーディ/著 樋口映美/訳/彩流社/3,675円)