『アンのゆりかご 村岡花子の生涯』『ヒロインたちの百年 文学・メディア・社会における女性像の変容』『〈使い勝手〉のデザイン学』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年6月あたり)。

アンのゆりかご 村岡花子の生涯

アンのゆりかご 村岡花子の生涯

★『アンのゆりかご 村岡花子の生涯』(村岡恵理/著/マガジンハウス/1,995円)【→amazon
戦争中、命がけで「アン」を翻訳した村岡花子の初めて明かされる情熱の人生。★『ヒロインたちの百年 文学・メディア・社会における女性像の変容』(岩見照代/著/学芸書林/2,940円)【→amazon
“新しい女”、モダンガール、良妻賢母、愛国婦人、ウーマン・リブの女…。明治から大正・昭和へと移り変わるにつれ、次々と現われた時代のヒロインたち。その変化を見据え、一葉、らいてう、藤村、安吾らの作品に描かれた女性像を通して“書くこと”と“性差”の問題を探る。
〈使い勝手〉のデザイン学 (朝日選書)

〈使い勝手〉のデザイン学 (朝日選書)

★『〈使い勝手〉のデザイン学』(ヘンリー・ペトロスキー/著 忠平美幸/訳/朝日新聞出版/1,470円)【→amazon
電卓とケータイの数字配列なはぜ逆なのか?扉ノブと電灯スイッチの高さはなぜ違う?レジ袋、懐中電灯、椅子、歯ブラシからスーパーの店舗設計、家の増改築まで、身のまわりの材料をとりあげ、その開発の歴史をひもときながら楽しく語るデザイン論。「デザインする」とは、目的に合わせて物事をどう組み合わせていくかの手順(構想・設計・製造・仕上げ)を考えることであり、よいデザインとは「形の美しい」ものをつくることではなく、「見た目」「働き」「使い勝手」という、時には矛盾する要素に、使用目的とその条件の下で最適に折り合いをつけることだとする。

読みたい本・次点。
『日本の信義 知の巨星十人と語る』(猪瀬直樹/著/小学館/798円)
『人間の測りまちがい 上 差別の科学史』(S.J.グールド 著 鈴木 善次 他訳/河出書房新社/1,575円)
『人間の測りまちがい 下 差別の科学史』(S.J.グールド 著 鈴木 善次 他訳/河出書房新社/1,575円)
『トップ・プロデューサーの仕事術』(梶山寿子/著/日本経済新聞出版社/750円)
『なぜ、ネットでしかヒットは生まれないのか』(津谷祐司/著/PHP研究所/1,260円)
『ディズニー化する社会 文化・消費・労働とグローバリゼーション』(アラン・ブライマン/著 能登路雅子/監訳 森岡洋二/訳/明石書店/3,990円)
『ドイツ-グリーン・ツーリズム考 田園ビジネスを創出したダイナミズム』(鈴江恵子/著/東京農業大学出版会/1,365円)
『中国人の胃袋 日中食文化考』(張競/著/バジリコ/1,680円)
『「中立」新聞の形成』(有山輝雄/著/世界思想社/2,415円)
『"世界を舞台"に歴史授業をつくる 嫌われても世界史はやめない!』(原田智仁/著/明治図書出版/2,058円)
『戦後日米関係とフィランソロピー 民間財団が果たした役割,1945〜1975年』(山本正/編著/ミネルヴァ書房/5,250円)
『洲之内徹が盗んでも自分のものにしたかった絵』(洲之内徹/文/求竜堂/3,150円)
『アインシュタインとロブソン 人種差別に抗して』(フレッド・ジェローム/著 ロジャー・テイラー/著 豊田彰/訳/法政大学出版局/3,675円)
『ブランド進化論』(山田敦郎/著 グラムコブランド戦略研究班/著/中央公論新社/2,100円)
『マーケティング・リテラシー 知的消費の技法』(谷村智康/著/リベルタ出版/1,680円)
『戦う村の民俗を行く』(藤木久志/著/朝日新聞出版/1,365円)
『中世の村のかたちと暮らし』(原田信男/著/角川学芸出版/1,680円)
『コロー名画に隠れた謎を解く!』(高橋明也/著/中央公論新社/1,890円)
『数字で読み解く日本史の謎』(河合敦/著/中央公論新社/1,575円)
『淀川長治の映画人生』(岡田喜一郎/著/中央公論新社/924円)