『ケータイ小説的。 "再ヤンキー化"時代の少女たち』『顰蹙文学カフェ』『直木三十五伝』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年6月あたり)。

ケータイ小説的。――“再ヤンキー化”時代の少女たち

ケータイ小説的。――“再ヤンキー化”時代の少女たち

★『ケータイ小説的。 "再ヤンキー化"時代の少女たち』(速水健朗/著/原書房/1,575円)【→amazon
ケータイ小説とは、ファスト風土化した郊外が舞台で、郊外に住む少女が主人公の、郊外に住む少女たちを主な購買層とする、郊外型ショッピングモール内書店で売られる「新しい文学」である。浜崎あゆみ、NANA、郊外型ショッピングモール、携帯メール…ケータイ小説の誕生の背景と理由にせまると、見えてきたものは。
顰蹙文学カフェ

顰蹙文学カフェ

★『顰蹙文学カフェ』(高橋源一郎/著 山田詠美/著/講談社/1,470円)【→amazon
太宰も三島も中上も皆「顰蹙」の人だった?自らを顰蹙作家と自認する高橋、山田両氏が発見した顰蹙文学の魅力とは? 多彩で偉大で顰蹙なゲストを迎え、文学の真の魅力に迫ります。(ゲスト/瀬戸内寂聴古井由吉車谷長吉中原昌也島田雅彦
直木三十五伝 (文春文庫)

直木三十五伝 (文春文庫)

★『直木三十五伝』(植村鞆音/著/文芸春秋/650円)【→amazon
小心にして傲岸、寡黙にして雄弁、稀代の浪費家にして借金王、女好きのプランメイカー、直木三十五。「藝術は短く、貧乏は長し」とばかりに、莫大な借金に追われながら、七百篇におよぶ小説・雑文を書き、昭和初期の文壇に異彩を放ち、悠然と人生を駆け抜けた人気作家の全貌をあますところなく描いた評伝決定版。

読みたい本・次点。
『アメリカの心と暮らし』(木村恵子/著/富山房インターナショナル/1,680円)
『〈写真〉坂井三郎大空のサムライ』(雑誌「丸」編集部/編/光人社/2,100円)
『狩猟と編み篭』(中沢新一/著/講談社/1,995円)
『世界おしかけ武者修行』(椎名誠/著/文芸春秋/630円)
『シヴァとディオニュソス 自然とエロスの宗教』(アラン・ダニエルー/著 浅野卓夫/訳 小野智司/訳/講談社/2,625円)
『旅の仲間 渋沢竜彦|堀内誠一往復書簡』(渋沢竜彦/著 堀内誠一/著 巌谷国士/編/晶文社/4,200円)
『お言葉ですが… 9』(高島俊男/著/文芸春秋/660円)
『よってたかって古今亭志ん朝』(志ん朝一門/著/文芸春秋/570円)
『上に立つ者の心得 『貞観政要』に学ぶ』(谷沢永一/著 渡部昇一/著/致知出版社/1,575円)
『エッチ産業の経済学 あなたの2万円はどこへ消えるのか… 業界の仕組みと原価が見えてくる』(岩永文夫/著/インデックス・コミュニケーションズ/500円)
『反転 闇社会の守護神と呼ばれて』(田中森一/[著]/幻冬舎/800円)
『複眼のヨーロッパ美術紀行』(鈴木久雄/著/新樹社/3,360円)
『武将列伝 戦国終末篇』(海音寺潮五郎/著/文芸春秋/770円)
『ニッポンのモダニズム建築100』(/マガジンハウス/1,500円)
『「日本」をめぐって 網野善彦対談集』(網野善彦/ほか著/洋泉社/1,680円)
『徳川慶喜家の食卓』(徳川慶朝/著/文芸春秋/600円)
『白秋への小径』(北原東代/著/春秋社/1,800円)
『戦争遺跡の発掘・陸軍前橋飛行場』(菊池実/著/新泉社/1,575円)
『台湾の政治 中華民国台湾化の戦後史』(若林正丈/著/東京大学出版会/7,140円)