『僕の体の70%は映画でできている 小島秀夫を創った映画群』『ひとつの文壇史』『番町麹町「幻の文人町」を歩く』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年6月あたり)。

★『僕の体の70%は映画でできている 小島秀夫を創った映画群』(小島秀夫/著/ソニー・マガジンズ/1,680円)【→amazon
メタルギア・ソリッド』シリーズで、ゲームの世界に新たな地平を切り開いてきたゲームデザイナー小島秀夫。彼の原点ともいえる映画についてみずから書き尽くした珠玉の映画評。
ひとつの文壇史 (講談社文芸文庫 わB 5)

ひとつの文壇史 (講談社文芸文庫 わB 5)

★『ひとつの文壇史』(和田芳恵/[著]/講談社/1,365円)【→amazon
一葉研究の第一人者であり、晩年『接木の台』『暗い流れ』など、人間の業を見つめ、味わい深い世界を描いた作家・和田芳恵の出発は、編集者であった。昭和六年、新潮社に入社、大衆雑誌「日の出」の編集に携わり、菊池寛吉川英治尾崎士郎小島政二郎ら多くの作家とつき合い、小説の純化のために奔走した。「その時の目撃者として、生き証人になることを心がけ」綴った回想録は、当時の貴重な文壇人物誌となった。
番町麹町「幻の文人町」を歩く

番町麹町「幻の文人町」を歩く

★『番町麹町「幻の文人町」を歩く』(新井巌/著/彩流社/1,890円)【→amazon
東京の真ん中のお屋敷町に多彩な文学者や芸術家が住み、行き交った「文人町」があった。江戸・明治・大正・昭和の「まち」の記憶を発掘しながら散歩する愉しみを満喫する。

読みたい本・次点。
『三毛猫ホームズの談話室』(赤川次郎/著/光文社/540円)
『イエスはなぜわがままなのか』(岡野昌雄/著/アスキー・メディアワークス/780円)
『イザベラ・バードの日本紀行 下』(イザベラ・バード/[著] 時岡敬子/訳/講談社/1,313円)
『磯崎新の「都庁」 戦後日本最大のコンペ』(平松剛/著/文芸春秋/2,300円)
『イタリア現代思想への招待』(岡田温司/著/講談社/1,575円)
『インド哲学の教室 哲学することの試み』(宮元啓一/著/春秋社/2,310円)
『パラダイムとは何か クーンの科学史革命』(野家啓一/[著]/講談社/1,155円)
『電波男』(本田透/[著]/講談社/900円)
『デリダ』(ジェフ・コリンズ/文 鈴木圭介/訳/筑摩書房/1,155円)
『それからの海舟』(半藤一利/著/筑摩書房/819円)
『ダダ 前衛芸術の誕生』(マルク・ダシー/著 藤田治彦/監修 遠藤ゆかり/訳/創元社/1,575円)
『世界は仕事で満ちている 誰もが知っている、でも誰も覗いたことのない38の仕事案内』(降旗学/著/日経BP社/1,575円)
『戦国10大合戦の謎』(小和田哲男/著/PHP研究所/500円)
『戦国名物家臣列伝』(川口素生/[著]/学研/700円)
『世界の秘境 探検家列伝』(/学習研究社/420円)
『「世界の名画」隠されたミステリー 巨匠たちがキャンバスに残した暗号を解き明かす!』(世界博学倶楽部/著/PHP研究所/1,000円)
『事典の語る日本の歴史』(大隅和雄/[著]/講談社/924円)
『日本人のリテラシー 1600-1900年』(リチャード・ルビンジャー/著 川村肇/訳/柏書房/5,040円)
『日本の諺・中国の諺 両国の文化の違いを知る』(陳力衛/著/明治書院/1,365円)
『マハン海上権力史論』(アルフレッド・T.マハン/著 北村謙一/訳/原書房/3,360円)
『モンゴルの光と風 蒼き環境・観光大国の挑戦』(岩田伸人/編/日本地域社会研究所/2,205円)