『四谷怪談地誌』『風俗嬢物語 ホストが見た彼女たちの素顔』『明治少年懐古』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年6月あたり)。

四谷怪談地誌

四谷怪談地誌

★『四谷怪談地誌』(塩見鮮一郎/著/河出書房新社/2,100円)【→amazon
お岩はなぜ殺されたのか?怪談の現場を歩く。本邦怪談の最高峰、鶴屋南北四谷怪談」。その下敷きになった実話を元に、ゆかりの江戸の土地土地を探る。その場所の意味とともに、背景の忠臣蔵の陰画ともなった、伊右衛門ほか苦しい浪士たちの実態を追う。
風俗嬢物語―ホストが見た彼女たちの素顔

風俗嬢物語―ホストが見た彼女たちの素顔

★『風俗嬢物語 ホストが見た彼女たちの素顔』(沢村拓也/著/河出書房新社/1,470円)【→amazon
「いいよ。あなたのために売られてあげる」。ホストとして数々の風俗嬢と生身で接してきた著者が、彼女たちの心の叫びをリアルに描き出す渾身のノンフィクション。
明治少年懐古 (ウェッジ文庫)

明治少年懐古 (ウェッジ文庫)

★『明治少年懐古』(川上 澄生 著/ウェッジ/780円)【→amazon
中学教師として自ら“へっぽこ先生”と称し、詩情あふれる版画で多くの人を魅了した永遠の詩人画家・川上澄生川上澄生の描く世界は、わたしたちの心の奥深く睡るノスタルジーをかきたててやまない。名作『明治少年懐古』が、いま甦る。

読みたい本・次点。
『老嬢は今日も上機嫌』(吉行 和子 著/新潮社/1,470円)
『落語の国からのぞいてみれば』(堀井憲一郎/著/講談社/777円)
『マンガプーチン主義のロシア 新生ロシア激動の10年』(清水昭男/脚本 狩谷ゆきひで/作画/パンローリング/680円)
『明治のサムライ 「武士道」新渡戸稲造、軍部とたたかう』(太田尚樹/著/文芸春秋/840円)
『フライドチキンの恐竜学 食卓の骨には進化のナゾがつまっている』(盛口満/著/ソフトバンククリエイティブ/1,000円)
『プロ野球選手の甲子園伝説』(別冊宝島編集部/編/宝島社/540円)
『27人のすごい議論』(『日本の論点』編集部/編/文芸春秋/998円)
『日本史意外すぎる、この結末! 歴史の"その後"にドラマあり!』(歴史の謎を探る会/編/河出書房新社/500円)
『本当にあった陸自鉄道部隊』(伊藤 東作 著/光人社/620円)
『ミクロの世界の仲間たち 微生物のふしぎなおはなし』(アーサー・コーンバーグ/著 アダム・アラニッツ/イラスト ロベルト・コルター/写真 宮島郁子/訳 新井賢一/監修/羊土社/2,625円)
『この世界のはじまりの物語』(松村一男/著/白水社/1,575円)
『第二次世界大戦を生きた日系人女性たちの物語 米国看護教練生部隊を知っていますか?』(テルマ M.ロビンソン/著 安斎奈津子/[ほか]訳 福井あや子/監訳/バベルプレス/1,890円)
『図説 フィレンツェ 「花の都」二〇〇〇年』(中嶋 浩郎 著 中嶋 しのぶ 写真/河出書房新社/1,890円)
『世界でいちばんやる気がないのは日本人』(可兒 鈴一郎/講談社/840円)
『宋と中央ユーラシア 世界の歴史 7』(伊原 弘 著 梅村 坦 著/中央公論新社/1,700円)
『佃島・月島游記 都会の島の物語』(岸川真/著/アニカ/1,890円)
『帝国海軍下士官兵入門』(雨倉 孝之 著/光人社/870円)