『マンガは動く 読者の想像力が今、マンガを動かしていく!』『〈盗作〉の文学史 市場・メディア・著作権』『ドリーム・オン! スーパー・ロッカーたちの伝説と真実』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年6月あたり)。

マンガは動く―読者の想像力が今、マンガを動かしていく!

マンガは動く―読者の想像力が今、マンガを動かしていく!

★『マンガは動く 読者の想像力が今、マンガを動かしていく!』(阿部嘉昭/著/泉書房/1,995円)【→amazon
個性的な作品法則をもった数々のマンガが生まれ、コミック・シーン全体が動きだしている―。その活況を一手に納めようとサブカル評論の雄・阿部嘉昭が放った、初のマンガ単独・長篇評論集。2000年以降を代表する七人の作家に照準が定められた。阿部特有の脱領域的感性によって作品個々の可能性が広く開かれ、その眼差しによっては髪の毛一本、スクリーントーンひとつまでが愛情ぶかく再現されて作品体験も生き生きと「動きだす」。息の長い思考をつうじ「マンガの現在」を多元的に浮上させた、マンガファン待望の書。
〈盗作〉の文学史

〈盗作〉の文学史

★『〈盗作〉の文学史 市場・メディア・著作権』(栗原裕一郎/著/新曜社/3,990円)【→amazon
つくづく人間(作家)は面白い。盗作、パクリ、剽窃、無断引用、著作権侵害、作家のモラル…をめぐって繰り広げられたドタバタ(悲喜劇)を博捜し、事件としてでっち上げられる過程を冷静に考察した“盗作大全”。すべての作家、作家志望者、文学愛好家必読必携の書。
ドリーム・オン! (宝島社文庫)

ドリーム・オン! (宝島社文庫)

★『ドリーム・オン! スーパー・ロッカーたちの伝説と真実』(水上はるこ/著/宝島社/480円)【→amazon
60年代から80年代後半までに活躍した50組のスーパー・ロッカーたち。ロック誌の編集長として、また海外ミュージシャンの広報担当として同時代を生きてきた水上はるこが宝島に連載し、1988年単行本化された『Dream On!』、文庫で完全復活!2008年時点のデータもついた名盤ガイドも充実。

読みたい本・次点。
『図解知れば知るほど面白いギリシア神話』(吉田敦彦/監修/洋泉社/1,470円)
『ザルツブルク 音楽と歴史の町を歩く』(沖島博美/文・写真/日経BP企画/2,100円)
『スタックス・レコード物語』(ロブ・ボウマン/著 新井崇嗣/訳/シンコーミュージック・エンタテイメント/3,360円)
『戦国武将の通知表 八幡和郎が現代政治の視点から史実を徹底検証!』(八幡和郎/監修/宝島社/480円)
『十八世紀のスコットランド ドクター・ジョンソンの旅行記を巡って』(江藤秀一/著/開拓社/3,570円)
『新宿駅最後の小さなお店ベルク 個人店が生き残るには?』(井野朋也/著/ブルース・インターアクションズ/1,680円)
『クルスク機甲戦 〈後の先〉か、〈先の先〉か!?東部戦線最大の死闘を詳解!』(/学研/1,680円)
『原日本の精神風土』(久保田展弘/著/NTT出版/1,890円)
『化学物質はなぜ嫌われるのか 「化学物質」のニュースを読み解く』(佐藤健太郎/著/技術評論社/1,659円)
『書く仕事入門 プロが語る書いて生きるための14のヒント 書いて暮らすことを考える』(編集の学校 文章の学校/監修/雷鳥社/1,575円)
『荷風と私の銀座百年』(永井永光/著/白水社/2,100円)
『江戸の御触書 生類憐みの令から人相書まで』(楠木誠一郎/著/グラフ社/1,500円)
『江戸の天文学者星空を翔ける 幕府天文方、渋川春海から伊能忠敬まで』(中村士/著/技術評論社/1,659円)
『消えゆく鉄道の風景 さらば、良き時代の列車たち 終焉間近のローカル線と、廃線跡をたどる旅』(田中正恭/著/自由国民社/1,680円)
『切手が伝える地図の世界史 探検家と地図を作った人々』(西海隆夫/著/彩流社/1,995円)
『文字は語る デザインの前に耳を傾けるべきこと』(/ワークスコーポレーション/2,415円)
『モンゴル遊牧社会と馬文化』(長沢孝司/編著 尾崎孝宏/編著/日本経済評論社/3,360円)
『テレビのゆくえ メディアエンターテインメントの流儀』(影山貴彦/著/世界思想社/1,575円)
『動物の足跡学入門 形とつき方から推理する』(熊谷さとし/著/技術評論社/1,659円)
『農耕起源の人類史』(ピーター・ベルウッド/著 長田俊樹/監訳 佐藤洋一郎/監訳/京都大学学術出版会/5,460円)