『昭和三十年代の匂い』『初心者のための「文学」』『スウェーデンの世界遺産紀行 自然と歴史のひとり旅』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年7月あたり)。

昭和三十年代の匂い (学研新書)

昭和三十年代の匂い (学研新書)

★『昭和三十年代の匂い』(岡崎武志/著/学研/798円)【→amazon
近所の一大イベントだったテレビ購入、誕生日には不二家のお子様ランチ、土管が転がっている空き地が遊び場、路面を走るトロリーバス、くみとり便所の強烈な匂い…、少年時代を昭和三十年代の大阪で過ごした著者による、頭より体感として残る、懐かしの記憶たち。
初心者のための「文学」 (角川文庫)

初心者のための「文学」 (角川文庫)

★『初心者のための「文学」』(大塚英志/[著]/角川書店/700円)【→amazon
「三島や太宰が戦争を“わくわくした時代”として描いたのは何故なのか?」「『箱男』は、“ひきこもり小説”であり、『伽〓(や)子のために』は“萌え小説”である」「やはり、大江は読んでおいたほうがいい」―など、筆者ならではの視点で、戦後の代表的な文学のほんとうの読み方を説く十一の講義。村上春樹海辺のカフカ』の新しい読み方を案内する書き下ろしを収録。「文学」を正しく読むための、唯一無二の「文学」の取扱い説明本。
スウェーデンの世界遺産紀行―自然と歴史のひとり旅

スウェーデンの世界遺産紀行―自然と歴史のひとり旅

★『スウェーデン世界遺産紀行 自然と歴史のひとり旅』(宇野幹雄/著/新評論/3,675円)【→amazon
スウェーデン世界遺産をウプサラ在住の著者が探訪し、その歴史的・文化的背景を多くの写真とともに詳述。

読みたい本・次点。
『中国人の正体 彼等は何故、その場限りの嘘をつくのか』(金谷俊秀/著 よしのあこ/著 池田智子/著/学研/756円)
『昭和こころうた』(佐高信/[著]/角川学芸出版/860円)
『女性俳句の光と影 明治から平成まで』(宇多喜代子/著/日本放送出版協会/1,365円)
『ある永遠の序奏 青春の反逆と死』(大宅歩/[著]/角川書店/660円)
『ゼロ年代の想像力』(宇野 常寛 著/早川書房/1,890円)
『重力波とアインシュタイン』(ダニエル・ケネフィック/著 松浦俊輔/訳/青土社/3,360円)
『中国歴史教科書と東アジア歴史対話 日中韓3国共通教材づくりの現場から』(斎藤一晴/著/花伝社/2,520円)
『昭和とは何であったか 反哲学的読書論』(子安宣邦/著/藤原書店/3,360円)
『世界一高い木』(リチャード・プレストン/著 渡会圭子/訳/日経BP社/2,520円)
『世界王室物語 素顔のロイヤル・ファミリー』(ギド・クノップ/編著 平井吉夫/訳/悠書館/2,940円)
『原爆で死んだ米兵秘史』(森重昭/著/光人社/2,100円)
『虚構の「近代」 科学人類学は警告する』(ブルーノ・ラトゥール/[著] 川村久美子/訳・解題/新評論/3,360円)
『私の青春文学紀行』(松本侑子/著/新潮社/1,470円)
『揚輝荘と祐民 よみがえる松坂屋創業者の理想郷』(揚輝荘の会/編著/風媒社/1,470円)