『化石は語る ゾウ化石でたどる日本の動物相』『いつのまにか変わってる地理・歴史の教科書 あなたの知識はもう役にたたない』『バルトと記号の帝国』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年8月あたり)。

★『化石は語る ゾウ化石でたどる日本の動物相』(高橋啓一/著 川那部浩哉/監修/八坂書房/2,100円)【→amazon
およそ450万年前に生きていたミエゾウから、アケボノゾウ、シガゾウ、トウヨウゾウ、マンモスゾウを経て、約1万5000年前に姿を消したナウマンゾウまで、大陸からやってきたゾウたちは、なぜ日本から姿を消してしまったのか。全国各地から得られるゾウやシカ、魚類や貝化石・足跡化石や植物化石を手に、日本列島を舞台に繰り広げられた動物たちの絶滅と進化の物語をつむぐ。
いつのまにか変わってる地理・歴史の教科書 ~あなたの知識はもう役にたたない~

いつのまにか変わってる地理・歴史の教科書 ~あなたの知識はもう役にたたない~

★『いつのまにか変わってる地理・歴史の教科書 あなたの知識はもう役にたたない』(加藤ジェームズ/著/毎日コミュニケーションズ/1,365円)【→amazon
歴史(大阪府にある日本最大級の前方後円墳の名前は何?;奈良盆地に誕生した古代統一政権の名称は何?;高句麗の王様で、有名な石碑が残る人物の名称は何? ほか)地理(高校生のころ、政令指定都市は何都市あった?;日本の中心工業地帯をまとめて何大工業地帯と言った?;日本にある島の数を全部合わせるといくつになる? ほか)公民(高校生のころ、中央省庁の省はいくつあった?;高校生のとき、衆議院の定数は何人だった?)
バルトと記号の帝国 (ポストモダン・ブックス)

バルトと記号の帝国 (ポストモダン・ブックス)

★『バルトと記号の帝国』(ピーター・P.トリフォナス/著 志渡岡理恵/訳/岩波書店/1,575円)【→amazon
西洋の特許的視点から東洋を神話化して記述する誘惑にあらがいながら、ひとりの訪問者としての日本体験をいかに語るか。―特異な日本論『記号の帝国』は、バルトの批評活動の新たな転回点を印づけている。バルトは日本の何に魅了されたのか。そのテクストを読み解き、バルトが選びとった文化史叙述のありようを浮き彫りにする。西洋の特権的視点から東洋を神話化する誘惑にあらがいながら、いかに日本の文化を語るか。日本訪問の体験から生まれた『記号の帝国』のテクストを読み解き、バルトが選び取った文化史記述のありようを浮き彫りにする。

読みたい本・次点。
『江戸の古地図で東京を歩く本 "華のお江戸"がよみがえる歴史めぐりの面白ビジュアル版』(ロム・インターナショナル/編/河出書房新社/1,260円)
『ウィキペディア革命 そこで何が起きているのか?』(ピエール・アスリーヌ/[ほか]著 佐々木勉/訳/岩波書店/1,785円)
『萌え萌え格闘技事典』(格闘技事典制作委員会/編/イーグルパブリシング/1,575円)
『萌え萌え妖怪事典』(妖怪事典制作委員会/編/イーグルパブリシング/1,575円)
『妖精学大全』(井村君江/著/東京書籍/8,190円)
『フランスの歴史』(ロジャー・プライス/著 河野肇/訳/創土社/4,515円)
『フロイトのイタリア 旅・芸術・精神分析』(岡田温司/著/平凡社/3,990円)
『坂東三津五郎歌舞伎の愉しみ』(坂東三津五郎/著 長谷部浩/編/岩波書店/1,995円)
『綾辻行人と有栖川有栖のミステリ・ジョッキー 1』(綾辻行人/編・著 有栖川有栖/編・著/講談社/1,680円)
『総天然色で見る日本の終戦 DVD付』(中西 正紀 他著 瀬戸 利春 他著/メディアボーイ/1,980円)