『ジャーナリズム崩壊』『乱歩の軌跡 父の貼雑帖から』『名作マンガの間取り』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年8月あたり)。

ジャーナリズム崩壊 (幻冬舎新書)

ジャーナリズム崩壊 (幻冬舎新書)

★『ジャーナリズム崩壊』(上杉隆/著/幻冬舎/777円)【→amazon
日本の新聞・テレビ記者たちが世界中で笑われている。その象徴が日本にしかない「記者クラブ」制度だ。メモを互いに見せ合い同じカンニング記事を書く「メモ合わせ」、担当政治家が出世すれば自分も出世する歪んだ構造、権力におもねり掴んだ事実を報道しない体質。もはや新聞・テレビは権力をチェックする立場と国民に知らせる義務を放棄したも同然である。恐いもの知らずのジャーナリストがエリート意識にこりかたまった大マスコミの真実を明かす、亡国のメディア論。
乱歩の軌跡―父の貼雑帖から

乱歩の軌跡―父の貼雑帖から

★『乱歩の軌跡 父の貼雑帖から』(平井隆太郎/著/東京創元社/4,515円)【→amazon
乱歩手製の自伝『貼雑年譜』を読み解きながら、職業と住居の大遍歴を経て徐々に完成されていく探偵小説界の巨人・乱歩の実像に迫る。
名作マンガの間取り

名作マンガの間取り

★『名作マンガの間取り』(影山明仁/著/ソフトバンククリエイティブ/1,000円)【→amazon
あの主人公の住まいをリアルに推測。

読みたい本・次点。
『助さん・佐々介三郎の旅人生』(但野正弘/著/錦正社/1,680円)
『新宿末広亭のネタ帳』(長井好弘/著/アスペクト/2,310円)
『サバがマグロを産む日』(刑部真弘/監修 奥山文弥/監修 つり人社書籍編集部/編/つり人社/1,575円)
『史疑徳川家康』([村岡素一郎/原著] 榛葉英治/[訳]著/雄山閣/2,520円)
『近世都市空間の関係構造』(岩本馨/著/吉川弘文館/9,975円)
『クマムシを飼うには 博物学から始めるクマムシ研究』(鈴木忠/著 森山和道/著/地人書館/1,470円)
『オスカー・ニーマイヤー 形と空間』(オスカー・ニーマイヤー/[作] 二川幸夫/企画・編集・撮影/エーディーエー・エディタ・トーキョー/4,935円)
『オリンピック面白雑学 古代から現代までの逸話満載』(満薗文博/著/心交社/1,680円)
『あんまりな名前』(藤井青銅/著/扶桑社/1,260円)
『河井継之助』(稲川明雄/著/新潟日報事業社/1,050円)
『吉村昭』(川西政明/著/河出書房新社/2,520円)
『憂国の海戦譜 ミッドウェイ上陸』(天宮謙輔/著/学研/945円)
『文士の行蔵』(鈴木地蔵/著/右文書院/2,310円)