『天才の栄光と挫折 数学者列伝』『お江戸の名所の意外なウラ事情』『ぼくは猟師になった』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年9月あたり)。

数学者列伝 天才の栄光と挫折 (文春文庫)

数学者列伝 天才の栄光と挫折 (文春文庫)

★『天才の栄光と挫折 数学者列伝』(藤原正彦/著/文芸春秋/540円)【→amazon
自らも数学者である著者が、天才数学者―ニュートン関孝和、ガロワ、ハミルトン、コワレフスカヤラマヌジャンチューリング、ワイル、ワイルズ―九人の足跡を現地まで辿って見つけたものは何だったのか。この世にいて天国と地獄を行き来した彼らの悲喜交々の人生模様を描くノンフィクション大作。
お江戸の名所の意外なウラ事情 (PHP文庫 え 17-1)

お江戸の名所の意外なウラ事情 (PHP文庫 え 17-1)

★『お江戸の名所の意外なウラ事情』(江戸歴史散歩愛好会/著/PHP研究所/620円)【→amazon
東京を東西に走る中央線のJR中野駅北側周辺は、かつて「囲町」と呼ばれていた。地名の由来は、その昔、この土地に「囲い」があったからである。では、なぜ「囲い」があったのか?その解答は本書を読んでいただくことにして、名所や地名には必ず、いわく・因縁があるものだ。本書では、江戸時代の名残をとどめる「江戸スポット」を紹介。その「スポット」たるウラ事情をお伝えする。
ぼくは猟師になった

ぼくは猟師になった

★『ぼくは猟師になった』(千松信也/著/リトルモア/1,680円)【→amazon
獲って、さばいて、食べる。狩猟8年目、33歳の猟師の暮らし。京都に住む若者は、いったい何を思い猟師になったのか?自然と共にある生活から、現代の食卓を見つめなおす。獲物の解体や、調理方法、ワナのメカニズムを写真と図で詳細に解説。猟師の1年間の生活に密着できるエッセイ。

読みたい本・次点。
『ビザンツの国家と社会』(根津由喜夫/著/山川出版社/765円)
『遊べる浮世絵 体験版・江戸文化入門』(藤沢紫/著/東京書籍/1,995円)
『イタリア史』(北原敦/編/山川出版社/4,200円)
『日本人の「戦争」 古典と死生の間で』(河原宏/著/ユビキタ・スタジオ/1,785円)
『日本における唯物論の開拓者 永田広志の生涯と業績』(鯵坂真/編著 上田浩/編著 宮田哲夫/編著 村瀬裕也/編著/学習の友社/2,100円)
『性的唯幻論序説 「やられる」セックスはもういらない』(岸田秀/著/文芸春秋/780円)
『戦国合戦「敗者」たちの言い分 何が明暗を分けたのか?』(岳真也/著/PHP研究所/740円)
『スーパー忍者列伝』(川口素生/著/PHP研究所/560円)
『青春の終わった日 ひとつの自伝』(清水真砂子/著/洋泉社/1,890円)
『乗らずに死ねないクルマ・365台 120年の自動車史に輝く名車・珍車を愛を込めて厳選』(MATT STONE/[著] JOHN MATRAS/[著]/スタジオタッククリエイティブ/2,415円)
『死ぬまでに見たい世界の名建築1001』(マーク・アーヴィング/編集/エクスナレッジ/7,980円)
『幻想図書事典』(山北篤/監修 稲葉義明/[ほか]著/新紀元社/2,730円)
『違和感のイタリア 人文学的観察記』(八木宏美/著/新曜社/2,835円)
『園芸家の一年』(カレル・チャペック/著 飯島周/訳/恒文社/1,470円)
『驕れる白人と闘うための日本近代史』(松原久子/ドイツ語原著 田中敏/訳/文芸春秋/650円)
『おとぎ話に隠された古代史の謎』(関裕二/著/PHP研究所/500円)
『燃えるジンバブウェ 南部アフリカにおける「コロニアル」・「ポストコロニアル」経験』(吉国恒雄/著/晃洋書房/1,470円)
『サロメのダンスの起源 フローベール・モロー・マラルメ・ワイルド』(大鐘敦子/著/慶応義塾大学出版会/5,775円)