『らき☆すた』----この子たちはいつもテスト勉強と人の家に行くことばかりをやっているが、他にすることはないのか

 ということで、『らき☆すた』(らきすた)を見ました。はじめの数話は死ぬほどタイクツなんで(山本寛監督の「監督において、まだその域に達していない」せいではないとは信じたい)、どうなることかと思ったけど、メイン4人以外のキャラが出てきてからはけっこう普通に楽しめました。花火大会のベンチの二人とか。こなたのお母さん(幽霊)が出てくる話は、ちょっと違うラインでいい話でした。ただ全体に、俺の人生・アニメ観を変えるほどのものではないところが微妙。うまく人におすすめできない。しかし男性を読者対象にした漫画・アニメというのは、男性を基本的に出さない(出しても薄い)のがデフォルトなのか。少女漫画で男だけが出てくる漫画というのはあまり見ないけど、そういうのもあるか(BL漫画とかで)。女子高生もしくは十代少女とロボットが出てくるアニメばっかりで、胃がスイーツにやられた気分になってる。一種のファンタジーなんだろうか。でもみんな、もっと自分の部屋は普通に汚くして生活してませんか。アニメの登場人物の部屋はどうもどれもシンプルにモノが片付きすぎていて、そこがファンタジー
 カルトな学園ファンタジー女子高生アニメとしては、たとえば『ぱにぽにだっしゅ!』の、異常に各人の家庭生活の描かれてなさ具合と比較してしまうのですが(一条さんの妹と桃瀬兄妹以外、きょうだいなんてほとんど見ないし)、クラブ活動とかやっていない、そこそこの受験校(だと思う)の、今の高校生の日常生活なんて、男女関係なくこんなものかなぁ、と思う。
 関係ないが、「こなたは俺の嫁」とか言ってる人は、ネトゲにハマった主婦の怖さを知らないような気がする。いや俺も知りませんが、間接情報として。
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「こなたは俺の嫁」問題 - 萌え理論Blog