『お前はただの現在にすぎない テレビになにが可能か』『江戸の備忘録』『本の狩人 読書年代記』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年10月あたり)。

お前はただの現在にすぎない テレビになにが可能か (朝日文庫)

お前はただの現在にすぎない テレビになにが可能か (朝日文庫)

★『お前はただの現在にすぎない テレビになにが可能か』(萩元晴彦/著 村木良彦/著 今野勉/著/朝日新聞出版/1,155円)【→amazon
1960年代後半、番組内容や報道の取材方法を巡って「TBS闘争」が起こった。本書は、闘争のさなかで三人のテレビマンが「テレビになにが可能か」を繰り返し自らに、会社に、社会に問い続けた記録である。テレビの本質をもっとも深く問うた本として、復刊が待ち望まれてきた名著。
江戸の備忘録

江戸の備忘録

★『江戸の備忘録』(磯田道史/著/朝日新聞出版/1,365円)【→amazon
ベストセラー『殿様の通信簿』『武士の家計簿』の著者が達意の文章でつづる歴史随筆。万巻の書物をひもとき、織田信長上杉鷹山山岡鉄舟坂本竜馬など、この国を創ってきた人々の素顔に迫り、忘れてはならない「この国のなりたち」を見つめる。
本の狩人―読書年代記

本の狩人―読書年代記

★『本の狩人 読書年代記』(山口昌男/著/右文書院/3,990円)【→amazon
若き無名時代の書評から円熟期の読書論まで。本と共に時を重ね、本を友として世界を旅した無類の本好きとして知られる文化人類学者の単行本未収録の本に関する文章を年代順に集成。

読みたい本・次点。
『社会の鏡としてのブラジル文学 文学史から見たこの国のかたち』(田所清克/著 伊藤奈希砂/著/国際語学社/4,725円)
『シェイクスピア伝』(ピーター・アクロイド/[著] 河合祥一郎/訳 酒井もえ/訳/白水社/7,980円)
『知っておきたい世界の悪人・暴君・独裁者』(桐生操/監修/西東社/1,050円)
『シド・ヴィシャス ノー・ワン・イズ・イノセント』(アラン・パーカー/著 新井崇嗣/訳/シンコーミュージック・エンタテイメント/2,310円)
『キェシロフスキ映画の全貌』(マレク・ハルトフ/著 吉田はるみ/訳 渡辺克義/訳/水声社/3,150円)
『映画監督山中貞雄』(加藤泰/著/キネマ旬報社/2,940円)
『おかしな時代 『ワンダーランド』と黒テントへの日々』(津野海太郎/著/本の雑誌社/2,940円)
『ロシア・アヴァンギャルド小百科』(タチヤナ・ヴィクトロヴナ・コトヴィチ/著 桑野隆/監訳/水声社/8,400円)
『私の昭和史 戦後篇上』(中村稔/[著]/青土社/2,520円)
『私の昭和史 戦後篇下』(中村稔/[著]/青土社/2,520円)
『赤塚不二夫WORLD 緊急追悼版 ギャグの神様の作品と舞台裏!』(赤塚不二夫/著 北見けんいち/監修・文 高井研一郎/監修・文 古谷三敏/監修・文/ゴマブックス/1,785円)
『ありがとう夢の超特急-0系新幹線物語』(/朝日新聞出版/4,515円)
『鉱物アソビ 暮らしのなかで愛でる鉱物の愉しみ方』(フジイキョウコ/編・著/ブルース・インターアクションズ/1,890円)
『モンゴル大紀行』(開高健/著 高橋昇/写真/朝日新聞出版/1,050円)
『129職種の年収一覧 あなたの仕事の「世間相場」がわかる』(野村昌二/著/プレジデント社/1,000円)
『前田慶次の謎』(武山憲明/著/ぶんか社/690円)
『映像編集の理論と実践』(金井明人/編著 丹羽美之/編著/法政大学出版局/3,990円)
『現代マケドニア考』(芦沢宏生/著/中央大学出版部/3,360円)
『オオカミ少女はいなかった 心理学の神話をめぐる冒険』(鈴木光太郎/著/新曜社/2,730円)
『白樺派とトルストイ 武者小路実篤・有島武郎・志賀直哉を中心に』(阿部軍治/著/彩流社/3,675円)
『シンガポールを知るための62章』(田村慶子/編著/明石書店/2,100円)