『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』『ボン書店の幻 モダニズム出版社の光と影』『哲学101問』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年10月あたり)。

アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない (Bunshun Paperbacks)

アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない (Bunshun Paperbacks)

★『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』(町山智浩/著/文芸春秋/1,050円)【→amazon
暴走する宗教。デタラメな戦争。広がる経済格差。腐った政治にウソだらけのメディア…。こんなアメリカを誰が救えるのか。
ボン書店の幻―モダニズム出版社の光と影 (ちくま文庫)

ボン書店の幻―モダニズム出版社の光と影 (ちくま文庫)

★『ボン書店の幻 モダニズム出版社の光と影』(内堀弘/著/筑摩書房/998円)【→amazon
1930年代、自分で活字を組み、印刷をし、好きな本を刊行していた小さな小さな出版社があった。著者の顔ぶれはモダニズム詩の中心的人物北園克衛春山行夫安西冬衛ら。いま、その出版社ボン書店の記録はない、送り出された瀟洒な書物がポツンと残されているだけ。身を削るようにして書物を送り出した「刊行者」鳥羽茂とは何者なのか?書物の舞台裏の物語をひもとく。
哲学101問 (ちくま学芸文庫)

哲学101問 (ちくま学芸文庫)

★『哲学101問』(マーティン・コーエン/著 矢橋明郎/訳/筑摩書房/1,365円)【→amazon
自分で“思考”できるコンピュータと人間の違いは?すべてのカラスが黒いことを証明するには?無限に部屋があるホテルで部屋数は増やせるか?―正解を探すのではなく、問題をじっくり考えること。それ自体がすでに哲学だ!ゼノンのパラドクスや、囚人のジレンマ、「中国語の部屋」等々、古今東西の哲学者たちが頭をひねって考えた101個の難問を、身近な例やたとえ話に置き換えて、先人たちの思索をなぞりながら解説し考える。哲学の第一歩を踏み出す人が、いちばん最初に読むのに最適な楽しい哲学読み物。英国ベストセラー待望の翻訳。

読みたい本・次点。
『景気ってなんだろう』(岩田規久男/著/筑摩書房/798円)
『京都、オトナの修学旅行』(赤瀬川原平/著 山下裕二/著/筑摩書房/756円)
『これでいいのだ 赤塚不二夫自叙伝』(赤塚不二夫/著/文芸春秋/600円)
『旺盛な欲望は七分で抑えよ 評伝昭和の女傑松田妙子』(鈴木れいこ/著/清流出版/1,785円)
『おひとりさまの「法律」』(中沢まゆみ/著 小西輝子/法律監修/法研/1,365円)
『いい加減にしろよ〈笑〉』(日垣隆/著/文芸春秋/580円)
『乱世の軍師に学ぶ生き勝つ知恵』(清水将大/著/コスミック出版/860円)
『旅行鞄にはなびら』(伊集院静/著/文芸春秋/720円)
『本当はもっと面白い新選組』(山村竜也/著/祥伝社/600円)
『人が学ぶ植物の知恵』(荻原勲/著 福嶋司/著 平沢正/著/東京農工大学出版会/1,470円)
『フレンチの達人たち』(宇田川悟/[著]/幻冬舎/720円)
『プロになるためのマンガ創作BOOK はじめてでも魅力的な作品を完成できる!』(東京アニメーター学院/監修/成美堂出版/1,050円)
『宮崎駿の時代 1941〜2008』(久美薫/著/鳥影社/1,680円)
『宮崎駿の〈世界〉』(切通理作/著/筑摩書房/1,155円)
『やっぱり、イギリス人はおかしい』(高尾慶子/著/文芸春秋/690円)
『超・美術鑑賞術/お金をめぐる芸術の話』(森村泰昌/著/筑摩書房/1,050円)
『世紀転換期のアメリカ文学と文化』(武藤脩二/著/中央大学出版部/3,990円)
『縄文人追跡』(小林達雄/著/筑摩書房/756円)
『新幾何学思想史』(近藤洋逸/著/筑摩書房/1,365円)