『新聞と新聞記者のいま』『イブラヒム,日本への旅 ロシア・オスマン帝国・日本』『かくも不吉な欲望』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年11月あたり)。

新聞と新聞記者のいま

新聞と新聞記者のいま

★『新聞と新聞記者のいま』(本多勝一/著/新樹社/1,365円)【→amazon
新聞はイラク戦争をなぜ「侵略」と書かないのか。新聞記者はなぜ現場に行かなくなったのか。
イブラヒム、日本への旅―ロシア・オスマン帝国・日本 (世界史の鏡 地域)

イブラヒム、日本への旅―ロシア・オスマン帝国・日本 (世界史の鏡 地域)

★『イブラヒム,日本への旅 ロシア・オスマン帝国・日本』(小松久男/著/刀水書房/1,680円)【→amazon
私の名前はイブラヒム。1857年ロシア生まれのトルコ人。太平洋戦争のさなか日本で亡くなるまでの87年の生涯は、この小さな本では語りつくせないが、イスラーム世界の統一を夢見て世界を旅した事と、明治末日本での活躍は十分に語ったつもりだ。暗殺数ヶ月前の伊藤博文さんと語りあった記録も載せている。何故ロシアにイスラーム教徒が多いのか?アジア主義イスラームの接近は何故か…?現場の歴史家たちが、それぞれの素材をとおして語る、あたらしい世界史。
かくも不吉な欲望 (河出文庫)

かくも不吉な欲望 (河出文庫)

★『かくも不吉な欲望』(P.クロソウスキー/著 大森晋輔/訳 松本潤一郎/訳/河出書房新社/1,575円)【→amazon
バタイユブランショらとともに二十世紀フランスの文学・思想シーンで異彩を放ち続ける巨星クロソウスキーの主著を新鋭たちが四十年目の新訳。ドゥルーズに決定的な影響を与えたふたつのニーチェ論はじめブランショバタイユ、ジッド論などを集成。神学を基礎にすえつつ、霊と肉を奇妙な仕方で錯綜させる「不吉」な思考がいま甦る。

読みたい本・次点。
『正倉院 歴史と宝物』(杉本一樹/著/中央公論新社/840円)
『ハッピーフライト 創作ノート』(矢口 史靖 著/キネマ旬報社/2,100円)
『フィンランドの歴史』(デイヴィッド・カービー/著 百瀬宏/監訳 石野裕子/監訳 東真理子/訳 小林洋子/訳 西川美樹/訳/明石書店/5,040円)
『裏ネタ日本史』(日本史のウラを探る会/著/宝島社/590円)
『マスヒロの東京番付』(山本益博/編 東京番付編成会議/編/実業之日本社/1,470円)
『直江兼続101の謎』(川口素生/著/PHP研究所/600円)
『懐かしの名車 カタログ・グラフィティ60』(西村 光生 著/コスミック出版/1,600円)
『中国歴史建築案内』(楼慶西/著 高村雅彦/日本語版監修/TOTO出版/3,150円)
『電化製品列伝』(長嶋有/著/講談社/1,500円)
『〈図解〉「日本の七不思議」ミステリー 全国各地に今もなお残る驚愕のミステリースポットに迫る!』(日本博学倶楽部/著/PHP研究所/1,000円)
『「世界の秘密結社」がよくわかる本』(桐生操/監修 レッカ社/編著/PHP研究所/680円)
『古今東西「奇想建築」ミステリー チチェン・イッツァ、ピサの斜塔から東京駅まで』(世界博学倶楽部/著/PHP研究所/600円)
『近代日本の知識人と中国哲学 日本の近代化における中国哲学の影響』(徐水生/著 阿川修三/訳 佐藤一樹/訳/東方書店/1,890円)
『苦難を乗りこえて 西部放浪記』(マーク・トウェイン/著 勝浦吉雄/訳 勝浦寿美/訳/文化書房博文社/2,940円)
『軍師直江兼続』(坂口安吾/ほか著/河出書房新社/609円)