『石川三千花の勝手にシネマ・フィーバー』『「地震予知」はウソだらけ』『カラヤンがクラシックを殺した』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年11月あたり)。

石川三千花の勝手にシネマ・フィーバー

石川三千花の勝手にシネマ・フィーバー

★『石川三千花の勝手にシネマ・フィーバー』(石川三千花/著/文芸春秋/1,400円)【→amazon
60年代から現在まで60本の名作とともに綴る!映画がまるで友だちのようにそばにいた。イラスト&エッセイでつづる三千花のシネマ青春記’60〜’80。カラー付録・勝手にcheck!ハリウッドスターの行きざま七変化。
「地震予知」はウソだらけ (講談社文庫)

「地震予知」はウソだらけ (講談社文庫)

★『「地震予知」はウソだらけ』(島村英紀/[著]/講談社/750円)【→amazon
地震予知がはじまって40年余。莫大な予算を使いながら、いまだかつて一度も予知に成功していない。しかも、予知開始時に「およそ現実的ではない」とされた巨大地震が、「起きる可能性は低い」とされた場所に起き、原発集中地域を襲っている。予知における役人と学者の予算獲得競争から国際的な評価までを解説。
カラヤンがクラシックを殺した (光文社新書)

カラヤンがクラシックを殺した (光文社新書)

★『カラヤンがクラシックを殺した』(宮下誠/著/光文社/861円)【→amazon
20世紀を代表する指揮者、ヘルベルト・フォン・カラヤン。その流麗な「美」に魅せられた人は少なくないだろう。しかし、「カラヤン以後」、音楽の風景は一変し、何かが決定的に失われてしまったことに気づいているだろうか。かつて音楽を聴く聴衆は、その成り立ちに息を潜めるがごとく、宗教儀式のように音楽を体験し、享受した。そこには特別な「意味」が存在した―。本書は、カラヤンの音楽と、それを鋭く断罪する二人の音楽家オットー・クレンペラーとヘルベルト・ケーゲルの、絶望や狂気、矛盾や破滅が内在する『危険な音楽』を通して、20世紀から現代までを覆う「負の遺産」を問い直し、音楽、芸術、そして人間存在を考える。

読みたい本・次点。
『近世パリに生きる ソシアビリテと秩序』(高沢紀恵/著/岩波書店/2,730円)
『音と意味についての六章』(ロマーン・ヤーコブソン/[著] 花輪光/訳/みすず書房/2,940円)
『CIA秘録 その誕生から今日まで 上』(ティム・ワイナー/著 藤田博司/訳 山田侑平/訳 佐藤信行/訳/文芸春秋/1,950円)
『CIA秘録 その誕生から今日まで 下』(ティム・ワイナー/著 藤田博司/訳 山田侑平/訳 佐藤信行/訳/文芸春秋/1,950円)
『指揮者、この瞬間(とき) 夢はいつもファンタスティック』(松尾葉子/著/樹立社/1,890円)
『悪魔には2本蝋燭を立てよ ロシアの昔話 俗信 都市伝説』(斎藤君子/著/三弥井書店/2,415円)
『アーサー・ウェイリー 『源氏物語』の翻訳者』(平川祐弘/著/白水社/4,200円)
『永遠のジョン・レノン 愛と平和と音楽に賭けた男』(巻口勇次/著/三修社/2,415円)
『軍人皇帝時代の研究 ローマ帝国の変容』(井上文則/著/岩波書店/7,245円)
『ゲーム理論 人間と社会の複雑な関係を解く』(佐藤嘉倫/著/新曜社/1,890円)
『ONにも青春時代があった 王貞治と長島茂雄』(三浦巳一郎/著/日本経済新聞出版社/893円)
『大槻教授の最終抗議』(大槻義彦/著/集英社/714円)
『女はなぜキャバクラ嬢になりたいのか? 「承認されたい自分」の時代』(三浦展/著 柳内圭雄/著/光文社/777円)
『江戸時代はエコ時代』(石川英輔/[著]/講談社/520円)
『0.1ミリのタイムマシン 地球の過去と未来が化石から見えてくる』(須藤斎/著/くもん出版/1,470円)
『野菜が壊れる』(新留勝行/著/集英社/735円)
『池上彰のニュースに登場する国ぐにのかげとひかり これだけは知っておきたいこと 1』(池上彰/監修 稲葉茂勝/著/さ・え・ら書房/2,625円)
『威風堂々の指導者たち 昭和人物史に学ぶ』(芳賀綏/著/清流出版/1,890円)
『秀吉の大仏造立』(河内将芳/著/法蔵館/2,100円)