『光の曼陀羅―日本文学論』『誰も書かなかった徳川家の謎』『精神分析と物語』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年12月あたり)。

光の曼陀羅 日本文学論

光の曼陀羅 日本文学論

★『光の曼陀羅―日本文学論』(安藤礼二/講談社/3,600円)【→amazon
折口信夫死者の書』を起点に浮かび上がるまったく新しい日本文学の系譜、“光の曼陀羅"。埴谷雄高稲垣足穂武田泰淳江戸川乱歩南方熊楠、そして中井英夫…。此処と彼方をつなぐ文学のもつ力の本質を明らかにする画期的な評論集。折口信夫新発見資料収録。
誰も書かなかった 徳川家の謎 (中経の文庫)

誰も書かなかった 徳川家の謎 (中経の文庫)

★『誰も書かなかった徳川家の謎』(小泉俊一郎/中経出版/571円)【→amazon
世界にも類を見ない長期安定社会で、さまざまな文化が発展した江戸時代。これもひとえに徳川幕府による長期安定政権のおかげでしょう。本書では、教科書でも習わなければ、時代劇でもお目にかかれない徳川幕府の舞台裏を紹介。これを読めば、時代劇、時代小説もいちだんとおもしろくなること請け合いです。
精神分析と物語 (松柏社叢書―言語科学の冒険)

精神分析と物語 (松柏社叢書―言語科学の冒険)

★『精神分析と物語』(ブルックス,ピーター/松柏社/3,000円)【→amazon
フロイト理論に内在する物語性を切り口にナラトロジー精神分析の構造的な連関を探り、新たな批評言説の可能性を切り聞くピーター・ブルックスの「読解の理論」。

読みたい本・次点。
『懐かしい町のレトロな喫茶店』(産業編集センター企画・編/産業編集センター/1,500円)
『NHKスペシャル 北極大変動―加速する氷解/資源ビジネスの野望』(NHK「北極大変動」取材班/日本放送出版協会/1,300円)
『百人一首のなぞ』(國文學編集部編/學燈社/1,800円)
『評伝 小山清』(田中良彦/朝文社/7,857円)
『橋本治と内田樹』(橋本治;内田樹/筑摩書房/1,800円)
『私の好きな日本人』(石原慎太郎/幻冬舎/1,600円)
『雑学大王385』(日本雑学研究会/中経出版/657円)
『蝦夷と東北戦争』(鈴木拓也/吉川弘文館/2,500円)
『人物で読む現代日本外交史―近衛文麿から小泉純一郎まで』(佐道明広;小宮一夫;服部龍二編/吉川弘文館/2,800円)
『最後の冒険家』(石川直樹/集英社/1,600円)
『チベット侵略鉄道―中国の野望とチベットの悲劇』(ラストガーテン,アブラム/集英社/2,400円)
『理香りんのおじゃまします!―ピアニスト万華鏡』(宮谷理香/ショパン/1,400円)
『広告も変わったねぇ。―「ぼくと広告批評」と「広告の転形期」についてお話しします。』(天野祐吉/インプレスジャパン/1,680円)
『クラブ・ミュージック名盤400―GROOVE Presents CLUB MUSIC 1980s‐2000s』(小川充監修/リットーミュージック/2,000円)
『群島‐世界論』(今福龍太/岩波書店/5,200円)