『戦争を知っていてよかった―夜明けの新聞の匂い』『なぜ『日本書紀』は古代史を偽装したのか』『陛下のお仮縫い―昭和天皇・洋服デザイナーの回想』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年12月あたり)。

戦争を知っていてよかった―夜明けの新聞の匂い (新潮文庫)

戦争を知っていてよかった―夜明けの新聞の匂い (新潮文庫)

★『戦争を知っていてよかった―夜明けの新聞の匂い』(曽野綾子/新潮社/476円)【→amazon
「民間人を巻き込まない戦争、などというものは無い」「電気が充分に供給されていない土地では、民主主義は発生し得ない」「予定通りのルートを歩けるという人生は、あまり多くはない」―アラブとユダヤ、辺境と大都会、富裕と貧困…不公平な世界の現実を、冷静で公平な作家の目で見続けてきた著者による、好評辛口エッセイ。これは、安逸を貪る現代日本人への警告書である。
なぜ『日本書紀』は古代史を偽装したのか (じっぴコンパクト)

なぜ『日本書紀』は古代史を偽装したのか (じっぴコンパクト)

★『なぜ『日本書紀』は古代史を偽装したのか』(関裕二/実業之日本社/762円)【→amazon
古代史研究の異端児・関裕二が、独自の調査・取材・分析・考察からあぶり出した『日本書紀』に秘められた古代史最大の謎とは?日本書紀天武天皇の命により編纂された…という通説を覆す数々の証左、そしてヤマト建国にさかのぼる数多の疑惑。はたして真実を葬り去った黒幕とは、いったい誰だったのか?しばし、古代のミステリーロマンに読みしれてはいかがだろうか…。★『陛下のお仮縫い―昭和天皇・洋服デザイナーの回想』(奥山孝夫/世界日報社/1,600円)【→amazon
“三つ揃い"にこだわられた昭和天皇のダンディズム。ご訪米から崩御までの14年間、昭和天皇の洋服作りを担当した紳士服デザイナーが綴る皇室ファッション佳話。

読みたい本・次点。
『日本の戦争 常識のウソ―知らないと恥ずかしい!』(保阪正康/アスコム/1,500円)
『妄想工作』(乙幡啓子/廣済堂あかつき/1,200円)
『クラッシュ―風景が倒れる、人が砕ける』(佐野眞一/新潮社/590円)
『美しき日本の面影』(さだまさし/新潮社/514円)
『客室乗務員の内緒話』(伊集院憲弘/新潮社/438円)
『藤原氏の正体』(関裕二/新潮社/552円)
『平成宗教20年史』(島田裕巳/幻冬舎/760円)
『親が知らないケータイ・ネットの世界』(大川内麻里/実業之日本社/762円)
『100万人の映画教室〈上〉―私の愛する映画たち』(淀川長治/近代映画社/800円)
『親子で映画日和―子どもと映画を楽しむために』(永千絵/近代映画社/800円)
『うつ予備群―こんな人が危ない』(仮屋暢聡/阪急コミュニケーションズ/1,700円)
『発明はいかに始まるか―創造と時代精神』(リーンハード,ジョン・H./新曜社/4,500円)
『21世紀のチェーンストア―チェーンストア経営の目的と現状』(渥美俊一/実務教育出版/1,400円)
『移民環流―南米から帰ってくる日系人たち』(杉山春/新潮社/1,500円)
『君は誰に殺されたのですか―パロマ湯沸器事件の真実』(江花優子/新潮社/1,600円)
『神田川再発見―歩けば江戸・東京の歴史と文化が見えてくる』(神田川ネットワーク編/東京新聞出版局/1,429円)
『日本海軍空母vs米海軍空母 太平洋1942』(スティル,マーク/大日本絵画/2,800円)
『定年までに考えておくこと―プレシニアという新しい生き方』(公平良三/扶桑社/720円)