『幕臣サブロスキー―江戸と長崎で終焉を見た男・大井三郎助の生涯』『密やかな教育―“やおい・ボーイズラブ"前史』『不安定社会の中の若者たち―大学生調査から見るこの20年』
本日の読みたい本・おすすめ版(2008年12月あたり)。
幕臣サブロスキー―江戸と長崎で終焉を見た男・大井三郎助の生涯
- 作者: 大井昇
- 出版社/メーカー: 長崎文献社
- 発売日: 2008/11
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
ロシア人に「サブロスキー」と呼ばれた男・大井三郎助は、長崎奉行に仕えて江戸と長崎を6回往復し、延べ2100日余も長崎で暮らす。幕末の外交交渉の現場を経験するなど、維新史に立ち会った。曾孫の著者が史料を発掘して解明した曾祖父の人生。
- 作者: 石田美紀
- 出版社/メーカー: 洛北出版
- 発売日: 2008/11
- メディア: 単行本
- 購入: 5人 クリック: 255回
- この商品を含むブログ (40件) を見る
竹宮惠子のマンガ、栗本薫/中島梓の小説、そして雑誌『JUNE』の創刊と次世代創作者の育成…。“やおい・ボーイズラブ"というジャンルもなかった時代にさかのぼり、新たな性愛表現の誕生と展開の歴史を描ききる。竹宮惠子氏、増山法恵氏、佐川俊彦氏へのインタヴューも収録。
- 作者: 片桐新自
- 出版社/メーカー: 世界思想社
- 発売日: 2008/12
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 4回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
バブル経済、失われた10年、就職氷河期、格差社会―不安定要素が劇的に大きくなったこの20年間に、学生たちの意識や価値観はどのように変化したのか。緻密なデータをもとに、気鋭の社会学者が、繊細かつ大胆に論じる。
読みたい本・次点。
・『桶狭間・信長の「奇襲神話」は嘘だった―信長の戦い〈1〉』(藤本正行/洋泉社/760円)
・『天才の世界』(湯川秀樹;市川亀久彌/光文社/876円)
・『龍鳳のくに―中国王朝興亡の源流をたどる』(陳舜臣/朝日新聞出版/740円)
・『都市のドラマトゥルギー―東京・盛り場の社会史』(吉見俊哉/河出書房新社/1,200円)
・『浮世断語』(三遊亭金馬/河出書房新社/760円)
・『夕張へ―回想・新米医師と炭鉱の街』(中島元一/文芸社ビジュアルアート/700円)
・『北京再造―古都の命運と建築家梁思成』(王軍/集広舎;(福岡)中国書店〔発売〕/4,600円)
・『境界の考古学―対馬を掘ればアジアが見える』(俵寛司/風響社/700円)
・『演技と宣伝のなかで―上海の大衆運動と消えゆく都市中間層』(岩間一弘/風響社/800円)
・『なりきり映画考』(矢野寛治/(福岡)書肆侃侃房/1,800円)
・『ヘイムスクリングラ―北欧王朝史〈1〉』(ストゥルルソン,スノッリ/北欧文化通信社/1,500円)
・『青年・松浦武四郎の四国遍路―宇和島伊達藩領内の見聞』(木下博民/(松山)創風社出版/1,200円)
・『英国軍艦写真集』(高木宏之/光人社/3,600円)
・『J‐POP名曲事典300曲―「シャドー・シティ」から「Hello,Again 昔からある場所」まで誕生秘話』(富澤一誠監修/ヤマハミュージックメディア/2,900円)