『マンガ・アニメ都市伝説』『東京フレンチ興亡史―日本の西洋料理を支えた料理人たち』『ニッポン・モダン―日本映画1920・30年代』

本日の読みたい本・おすすめ版(2008年12月あたり)。

マンガ・アニメ都市伝説 (ベスト新書)

マンガ・アニメ都市伝説 (ベスト新書)

★『マンガ・アニメ都市伝説』(山口敏太郎/ベストセラーズ/743円)【→amazon
今や、日本のマンガやアニメは広く世界中で親しまれているが、それらに関して都市伝説が広まるのは日本固有の現象だ。果たして、何が発端で都市伝説が生まれ、どんな現象が起こり、それがどのような影響を我われに及ぼしているのか?現代の落語である『サザエさん』や『ちびまる子ちゃん』をはじめ、現代の冒険活劇である『ドラゴンボール』や『美少女戦士セーラームーン』など、国民的な人気を集める作品を中心に徹底解剖。その背景も含めて都市伝説を検証することは、そこに反映された現代人の願望や呪いを浮き彫りにすることでもあるのだ。★『東京フレンチ興亡史―日本の西洋料理を支えた料理人たち』(宇田川悟/角川書店;角川グループパブリッシング〔発売〕/705円)【→amazon
日本人初の西洋料理人・草野丈吉、天皇の料理番秋山徳蔵、また戦後の復興から高度経済成長期を支えた料理人たち、そして現在活躍する数々のスターシェフ。彼らの努力なくして今の日本の華々しい食文化はありえない。幕末から戦前戦後、高度経済成長期、バブル、そして現代。長年の取材メモ、豊富な知識、膨大な資料をもとに描いた日本の西洋料理を支えた男たちの物語。
ニッポン・モダン -日本映画 1920・30年代-

ニッポン・モダン -日本映画 1920・30年代-

★『ニッポン・モダン―日本映画1920・30年代』(ワダ・マルシアーノ,ミツヨ/(名古屋)名古屋大学出版会/4,600円)【→amazon
大衆文化のつくり上げた近代。日本の近代という比類ない「国民的」経験に、映画はどのように関わったのか。戦前の文化への視角転換をせまる力作。

読みたい本・次点。
『梅棹忠夫に挑む』(石毛直道;小山修三編/中央公論新社/1,800円)
『図書館―この素晴らしき世界』(藤野幸雄/勉誠出版/2,000円)
『英語は耳読書で学べ』(金井さやか/中経出版/1,600円)
『アンコール経由ホーチミンシティ結婚式紀行―団塊家族のカンボジア遺跡巡りとベトナム家族対面の旅』(石塚明夫/(大阪)パレード;星雲社〔発売〕/810円)
『オーストラリア歴史と自然の紀行』(社本一夫/西田書店/1,600円)
『私は若者が嫌いだ!』(香山リカ/ベストセラーズ/686円)
『次に不足するのは銅だ―メタル資源の限界』(谷口正次/アスキー・メディアワークス;角川グループパブリッシング〔発売〕/752円)
『蕎麦の極意―池之端・蓮玉庵主人が語る江戸の粋・東京の味』(澤島孝夫/有楽出版社;実業之日本社〔発売〕/762円)
『服従の心理』(ミルグラム,スタンレー/河出書房新社/3,200円)
『折々のクラシック―名曲のこよみ』(近藤憲一/河出書房新社/1,500円)
『文士のきもの』(近藤富枝/河出書房新社/1,800円)
『未確認生物学!』(天野ミチヒロ;武村政春/メディアファクトリー/900円)
『密室入門!』(有栖川有栖;安井俊夫/メディアファクトリー/900円)
『メイエルホリド 演劇の革命』(ブローン,エドワード/水声社/5,000円)
『東大の教室で『赤毛のアン』を読む』(山本史郎/東京大学出版会/2,400円)
『珊瑚の文化誌―宝石サンゴをめぐる科学・文化・歴史』(岩崎望編/(秦野)東海大学出版会/3,800円)
『末期戦中派の風来記』(土井大助/本の泉社/1,714円)