『さよなら絶望先生』『【俗・】さよなら絶望先生』----普通にシャフトのアニメだった

 とりあえず。※普通って言うな。
さよなら絶望先生 - Wikipedia
さよなら絶望先生 OP集 【無印→俗→獄】‐ニコニコ動画(ββ)
↑ニコ動にアクセスしないと見れないヴァージョン。21分もあるけどつい聞いてしまう。リリキュア、いいなぁ(9分ぐらいから)。
↓こちらは短縮版(6分)

 シャフトのアニメを知らない人は、このアニメをどう評価してるんでしょうか。マクロスとかコードギアスとか普通に見てる人。ぼく個人としては『ぱにぽにだっしゅ!』ほどは面白くなかったので評価は微妙キャラ重視かネタ先行か、という違いなんでしょうかね。絶望少女はあんまり区別(役割分担)が話の展開には意味がなくて、絶望先生がなにかすごいネタ(あるある系)を言う→初期は木津千里(後にはいろいろな人間)がツッコミを入れる→風浦可符香がもっとすごいことを言う→木津千里(あるいは別の誰か)が黒いオチをつける、という基本形を踏み外すことはあまりないように思える。「俗」の宇宙人侵略ネタと、「黒い十二人の絶望少女」みたいなのがもっと見たいんだけど、全体としてはすごいがそれは原作がすごいからなのかよくわからない。しょうがないので原作(最新刊)を買って、以下のところを覗いてみる。
久米田康治ワールド Wikiサイト - 久米田康治ワールド Wikiサイト
 こんなすごいものを見たのは「ぱにぽにWiki以来だったので感動した。最近老眼がひどくて、このコミックスの「大きい活字」のが出たら1000円までなら買ってもいいと思っているぼくには必見サイトだった。って、ネットやってて久米田康治の漫画を読んでいる人ならみんな知っているんだろうな。
 しかし、コミックス18集のもくじ、

亀裂のあるスイカに包帯を巻く小節あびる手前に転がる包帯の芯が皇帝ペンギン

 こんなのは絶対見えない。
 話を戻すと、絶望少女の記号化のされ具合が、物語のネタを増幅する装置として働き、その働き(働かせ)具合における「記号」の意味は、風浦可符香日塔奈美木津千里の3人を除いてはほとんどない、というところが、『ぱにぽにだっしゅ!』と違って残念なところ(個人的に評価できないところ)。あの6号さんですらぱにぽにだっしゅ!』は主役にして1話作れたのに。風浦可符香=学級委員の一条さんを変な方向でポジティヴにした感じですか。
 3期はまだ感想を述べるには躊躇するところが多いのですが、2期より妙に原作に忠実にやっている感がある。元ネタの漫画のほうにびっくりだ。俺だったらこんな漫画連載を週刊で1年やったら病院送りだよ。