『漆の文化史』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日3冊紹介(当分)。
 

漆の文化史 (岩波新書)

漆の文化史 (岩波新書)

★『漆の文化史』(四柳嘉章/岩波書店/798円)【→amazon
日本を代表する工芸品として誰もが認める漆器。しかし、その文化の成り立ちや、技法、社会的な広がりについては、意外にも未知のままであった。著者は、縄文から近世まで、土中より発見された漆製品に科学分析の光をあて、その謎に迫る。民俗学の手法や絵巻物・文献資料も活用。名品鑑賞からだけでは到達できない、初めての文化史を描き出す。
 
江戸東京落語散歩--噺の細道を歩く

江戸東京落語散歩--噺の細道を歩く

★『江戸東京落語散歩 噺の細道を歩く』(柳家小満ん/河出書房新社/1680円)【→amazon
起点日本橋の『明烏』に始まり、北千住『わら人形』、神楽坂『船徳』、亀戸『初天神』と,落語ゆかりの江戸の名所旧跡,路地裏から掘割までご案内します。江戸は広くて落語は多彩!です。
 
奇蹟の画家

奇蹟の画家

★『奇蹟の画家』(後藤正治/講談社/1785円)【→amazon
絵を見て泣いたことがありますか?病室で死を見つめた一枚の絵、亡き子を思い出させる女神像、神戸の被災者を勇気づけた彩り、清貧の画家・石井一男に救われた人びと。