『醜の歴史』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日3冊紹介(当分)。
 

醜の歴史

醜の歴史

★『醜の歴史』(ウンベルト・エーコ・編/東洋書林/8400円)【→amazon
バッハ、プッチーニモーツァルト…名曲の「謎と暗号」―巨匠たちの「愛」「苦悩」「犯罪」までを読み解く。映画『ヴィヨンの妻』の作曲家が推理。楽譜と舞台に浮かぶ5つの事件簿。
 ★『大作曲家たちの履歴書 上』(三枝成彰/中央公論新社/1200円)【→amazon
メイドに卵を投げつけた横暴なベートーヴェン、女装して恋愛相手を追いかけた激情家ベルリオーズ―その人種、家系、作曲態度から、精神状態、女性関係まで。大作曲家たちの頭の中から爪先までを忌憚なく描いた、クラシックファン必携の大事典。文庫版にはバッハとモーツァルトの二大巨匠を書き下ろし。
 ★『大作曲家たちの履歴書 下』(三枝成彰/中央公論新社/1050円)【→amazon
農作業好きで馬の飼育でも有名だったヴェルディプラトニックな間柄の未亡人と千三百通もの手紙を交わしたチャイコフスキー、生涯で八十枚の絵を描いたシェーンベルクと彼の絵を購入したマーラー―その人生、家庭環境、女性観、作曲家同士の関係から、あの名曲の音楽・歴史的背景まで。クラシック音楽が身近になる、大作曲家たちの横顔。
 
プロレスは生き残れるか

プロレスは生き残れるか

★『プロレスは生き残れるか』(泉直樹/草思社/1575円)【→amazon
三沢光晴の衝撃的な死によってその危機的状況が浮き彫りになったプロレス界。プロレスが今後も生き残るためには何が必要なのか。武藤敬司ほかマット界関係者への取材と緻密なデータ分析をもとに、プロレスの将来像を構想する。