『ロートレックの食卓』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日3冊紹介(当分)。
 

ロートレックの食卓

ロートレックの食卓

★『ロートレックの食卓』(林綾野・千足伸行/講談社/1890円)【→amazon
独身モモ氏の料理法(1930年出版)、ロートレックとジョワイヤンの愛したメニューが綴られるレシピ集。その200点あまりのメニューの中から、再現可能なレシピを選びました。オリジナルのレシピは、“アンリのレシピ”としてご紹介。再現レシピでは日本の家庭でも作りやすいように食材を選び、分量もアレンジをしました。
 
あぐり家の人々

あぐり家の人々

★『あぐり家の人々 吉行あぐり、淳之介、和子、理恵をつなぐ絆』(石寒太/徳間書店/1365円)【→amazon
吉行和子との交流を通じて、著者が見聞した吉行家のひとびとの人物素描。吉行理恵吉行淳之介吉行あぐりの意外な素顔を通して、藝術一家の魅力を伝える人物エッセイ。
 
御曹司たちの王朝時代 (角川選書)

御曹司たちの王朝時代 (角川選書)

★『御曹司たちの王朝時代』(繁信一/角川学芸出版/1785円)【→amazon
光源氏の友人たちも、こんな感じに生きていたのだろうか。王朝時代に実在した名門貴族家の御曹司たちが関わった24通の手紙からは、宮中の職務をさぼったいいわけ、関白邸での待ち合わせの約束、遊興への参加の強要、仲間外れへの恐怖など、華麗な王朝イメージとは違った人間くさい暮らしぶりがかいまみられる。優雅な人柄と思われがちな御曹司たちの実像を描き出した試み。