『たまたま−日常に潜む「偶然」を科学する』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日3冊紹介(当分)。
 

たまたま―日常に潜む「偶然」を科学する

たまたま―日常に潜む「偶然」を科学する

★『たまたま−日常に潜む「偶然」を科学する』(レナード・ムロディナウ/ダイヤモンド社/2100円)【→amazon
なぜヒトは「偶然(たまたま)」を「必然(やっぱり)」と勘違いしてしまうのか?確率、統計をうまく用え、日常に潜む「たまたま」の働きを理解する。
 
定食学入門 (ちくま新書)

定食学入門 (ちくま新書)

★『定食学入門』(今柊二/筑摩書房/756円)【→amazon
今日はショウガ焼きで精をつけるか。それともサバ味噌にするか。でも、ホッケも捨てがたい。小鉢は、ゴマ和えもいいし贅沢に明太子もいいな。とりあえず、ご飯は大盛りで!男たちにとって、大切な栄養源である定食屋。初めての土地でも名店を嗅ぎ分ける極意から、変り種ご当地名物、ふだん何気なく食べている食材やメニューの意外な歴史まで網羅。お腹いっぱい食べ歩き、調べ尽くして、魅力のすべてを解き明かす。本邦初の定食学入門。
 
花物語―続植物記 (ちくま学芸文庫)

花物語―続植物記 (ちくま学芸文庫)

★『花物語−続植物記』(牧野富太郎/筑摩書房/1050円)【→amazon
「私は、あるいは草木の精ではないかと自分で自分を疑います」―植物へのあふれる愛情を背景に、碩学がおおらかに、またユーモアたっぷりに綴った、最晩年の随筆集。さまざまな植物について知られざる知識を語り、誤称を正し、また社会と植物のよき関わりへの夢をつづる。「東京全市を桜の花で埋めよ」「花菖蒲の一大園を開くべし」「熱海にサボテン公園を作るべし」といったスケールの大きな提案、「野生食用植物の話」「武蔵野の植物について述べる」などの興味深い知識満載の講演録、「植物と心中する男」など人生観を語る数篇、また自らの研究生活を振り返る「受難の生涯」などを収録。