『「あゝ野麦峠」と山本茂実』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介（当分）。
　

「あゝ野麦峠」と山本茂実

★『「あゝ野麦峠」と山本茂実』(山本和加子/角川学芸出版/1890円）【→amazon】
国策であった過酷な生糸生産を支えた女工達の姿を伝え、ノンフィクション史に輝く『あゝ野麦峠』。その作家・山本茂実の真実とは。少年時代から『あゝ野麦峠』刊行と盗作事件の顛末までを、作家の妻が愛惜と共に綴る。
　

活字たんけん隊――めざせ、面白本の大海 (岩波新書)

★『活字たんけん隊　めざせ、面白本の大海』(椎名誠/岩波書店/798円）【→amazon】
岩波新書が変わった!と大反響を呼んだ『活字のサーカス』から二三年、「面白本」案内四部作の完結篇。並外れた好奇心ゆえに出会えた奇書・快著・傑作を紹介しながら、常識の盲点へ、世界の辺境へと誘う。「クソ食う人々」「大日本スリッパ問題」「地球の壊し方」…。目次を眺めてピクリとも心動かぬ人が、果たしているだろうか。
　

高砂コンビニ奮闘記 -悪衣悪食を恥じず-

★『高砂コンビニ奮闘記　悪衣悪食を恥じず』(森雅裕/成甲書房/1575円）【→amazon】
出版界からはみ出したキャリア20年の小説家が漂着したのは、閉店目前のユルくて荒れたコンビニだった!悲喜コモゴモ、憤怒バクハツの店員サン体験記。
　

ストーリーテリング―その心と技

★『ストーリーテリング　その心と技』(エリン・グリーン/こぐま社/2310円）【→amazon】
子どもに文学の喜びを伝え、子どもの心に直接触れるようなお話をするためには、語り手はどうすればよいのか…。ニューヨーク公共図書館で、たくさんのストーリーテラーを育ててきた著者による、語るための精神と実践の書。
　

戦場からスクープ!―戦争報道に生きた三十年

★『戦場からスクープ！　戦争報道に生きた三十年』(マーティン・フレッチャー/白水社/2730円）【→amazon】
地雷原を駆け抜けた戦争特派員の手記。